過去問難易度表「東邦大東邦中学校」

★平成22年「一回入試」算数★

【ひとこと】・・今年の東邦大学付属東邦中学校の算数は、基本的な問題が非常に多い。特に難しい問題がないので、御三家との併願者は、1問うっかりミスするくらい、合格ライン上の人は80点前後を取れたのではないだろうか。
算数が得意で、苦手な他教科を算数で挽回しようと思っていた人には、厳しい結果になったと思う。算数が他教科より偏差値8低いという人でも70点くらい取れそうなので、番狂わせが例年より多かったのではないか。
言えるのは「ケアレスミスが重なると大きな差がつく」「苦手教科を得意教科で挽回するのは、難易度によってはできないこともある」ということ。

問題番号 難易度 予想正答率   コメント
1-(1) ★★★★★ 95% (1)(2)の計算2問は、ミスする人は少ないだろう。
(3)は2.6ずつ増えるので、(10+33.4)×10個÷2で一気に出すべき。
(4)やや面倒な文なので、出た答えが正しいか確認すべき。
(5)7:4と気付きにくいが、しっかり書けば良い。
1-(2 ★★★★★ 95%
1-(3) ★★★★ 80%
1-(4) ★★★★ 80%
1-(5) ★★★ 60%
2-(1) ★★★ 60% (1)は3つの扇形の面積を1:4:9とすれば、解ける。
(2)と(3)は、算数ができる人は、パッと見てすぐ気付くが、苦手な人は時間を使ってしまい、へたすると出来そうで出来ないイライラ状態になってしまう。
(3)は、できれば見覚えがあると気付いて「瞬殺」したい。
2-(2) ★★★ 60%
2-(3) ★★★★ 80%
3-(1) ★★★★ 80% 3進法と気付けば、すらっと解ける。○が27円玉、●が9円玉、△が3円玉、▲が1円玉と考えると良い。順当に合格しそうな人にとっては、簡単な問題だろう。
3-(2) ★★★ 60%
3-(3) ★★★ 60%
4-(1) ★★★ 60% 数字が多くてパッと見た限りでは解きにくそうだが、一つずつメモしていけばつっかえずに解ける。
4-(2 ★★ 60%
5-(1) ★★★★ 80% 高さが同じなら「上底+下底」の比が面積の比になることを利用する。
(3)はDがEに到着した時と、FがCに到着した時のどちらか分かりにくいが、両方確かめて最大の方を答えれば良い。
5-(2 ★★★ 60%
5-(3) 40%
6-(1) ★★ 40% (1)は高さ20cmが出されているので三角形ABCの面積が300cm3とわかれば、十分解ける。 (2)は計算がやや複雑だが、今回は他の問題で時間をあまり使わないので、多くの人が解く時間は確保できたはず。底面の正方形は、半分ずつに分かれるので計算しなくてよい。
6-(2) ★★ 20%