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アル・カーイダ

 テロの集団のアル・カーイダがわが国にも潜伏していたとのニュース、日本も彼等に狙われていた、これが現実の問題であった。このことが自衛隊派遣と関連しているのか勿論判らないけれど、彼等の目には日本は米国と一つなのであろう。日本の警察もなかなかやってくれると感じ入ったが、彼等がどのような計画を持っていたのかは、これからの捜査で判れば有難い。新潟で潜伏が判ったアルジェリア系フランス人、リオネル、デュモンが連絡を取り合っていた5人を逮捕したというから、時間は掛かろうが期待できるのでないか。

 世界で彼等の活動による被害は大変なものとの認識はあったけれど、何故か日本にまで既に及んでいるとは考えることがなかった。迂闊なことだが、今まで遠く日本から離れた地域でのことであったからかも知れないし、軍事力を持たない国には、との楽観的な思いがあったようだ。これは私ばかりではないだろうが、日本も彼等の標的であるとの認識を持たねばならない。しかしその認識だけでは何も守ることは出来ないことは判っている。精神的な脅威を貰っただけ。矢張り嫌な世の中だ。

(2004.5.25.)