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地区大会に思う ?  

 2005〜6年度の2750地区の大会が、今年も新高輪プリンスホテルで3月16日17日の2日間開催された。予ねてからこの大会は何故2日なのか、の声があったが、それはRIの方針の一言で片付けられてきた。そうした声に応えてか市川ガバナーは2日とも午後の開催として、実質の時間は半減されたけれど、しかしロータリアンとしてこの大会で得るものは少なかった、私は自分の都合で1日目だけ出席したが、藤川RI会長代理のお話だけは印象に残った。  

 大会に出席を促すため(?)の行事として、1日目にはパネルディスカッション、と細川元首相夫人の記念講演、2日目には石坂浩二、安奈淳、堺屋太一、の講演やアトラクションがプログラムに組まれている。しかし1日目で言えば開会から閉会まで4時間40分のうち、講演やパネルディスカッションなどと休憩に使われる時間は2時間30分、まさに半分以上である。大会に付きものの来賓の紹介、パストガバナー、韓国からの招待者、交換学生、ローターアクト、などが続く。その上1日目の「水問題について」のパネルディスカッションは司会進行の拙さもあってさっぱり面白くない、そのためか退席者が増えて、細川夫人の講演の時には半分もいなかったのではないか。  

 そこで私は提言したい。まず会期は2日にすることは止むを得ないとして、1日目は創立5年未満のクラフの全員と、そり以外の各クラブから入会5年未満が出席にして午後から行う。従って新しいクラブ、新しい会員のためのプログラムを組む。そのあとを前夜祭として新旧会員の懇親とし、ここで肩の凝らない話を聞き、簡単な食事をする。2日目に大会の諸行事を行うが、来賓の紹介は極く限られた方のみにする。講演などは止め、RI会長代理に卓話をして頂く。このようにすれば経費も大幅に節約できるのではないか。フォーラム的なってもよい、そして半分はお祭になってもよい、皆で学び、皆で楽しむ大会にしてはと思う。

 このような改革はガバナーにならなければ出来ないと思うが、芝クラブの出席者は新しい人も、古い人にも不評であったことは確かである。率直に申してもう地区大会には出席すまいと思ったほどである。  

 他地区はどんな大会をやっておられるのか、情報を集めたい。大会としての形を整えることは大事だとは思うけれど、地区そのものに格差があるのだから、それぞれに特色が許されてもいいのではないか。要は責めて1日の午後くらい「出席した甲斐があった」と思わせる大会は出来ないものだろうか。
(2006.3.22.)

 芝クラブでは22日に地区大会についての感想を協議会を開いて述べあったが、結論すな言うならば、新しく入った人は何も得ることがなかったと言うし、古い人たちは何時までこんな形式で続けるのか、との意見であった。講演会はよかったという感想はあったが、これはロータリーとしての本来の活動とは離れていると私は思っている。
(2006.3.23.)