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荒川静香が金メダル

日本にやっとメダルが恵まれた。女子フィギアで荒川静香が金メダル、快挙であった。24日の明け方に放送があることは知っていたが、徹夜をしてまで見る気持ちはなかった。それはテレビや新聞ではメダルへの期待を報道していたが、せめて銅で十分、それが限界だろうと思っていたからである。  

 7時過ぎに目が覚めて、テレビのスイッチを入れると何か様子がおかしい、或いはと見ていたら「荒川金メダル」が報じられ、そしてその表彰式も報じられた。金メダルがサマランチェ前オリンピック委員長から授与され、そして君が代が会場に流れで、一番高いところに日の丸が揚がった。私はその映像を見た途端、涙が流れ始めてしまった。また荒川選手が声は出していなかっただろうが、唄っている姿も映しだされて、また涙が溢れてしまった。村主選手は4位と涙を呑んだが、世界での4位、胸を張って帰ってきて欲しい。  

 荒川選手はプリンスホテルに所属している。ご承知のようにこのホテルは堤さんが経営されていたのだが、この方はスポーツには理解があったことは周知の通りだが、この金メダルに喜んでおられるだろう。テレビではプリンスホテルの人たちが大きな画面を見ながら応援している様子か報じられたが、その中に新しい経営者後藤高志君が見られた。彼もフリンスホテルの一員になったようで、私には嬉しかった。  

 オリンピックで日本の女子がフィギアで金メダルを獲得したのは初めてのこと、表彰台に並んだ米国、ロシアの選手と比べて、荒川選手が全く遜色のない背丈に改めて驚いた。この体格の向上も金メダルに大きく貢献したに違いない。 間もなくこのトリノの大会は終る、日本のメダルはこの一つかもしれないが、世界の沢山の若者がこのオリンピックを目指し、選ばれた選手はこの大舞台で、貴重な経験をしたことであろう。それが選手の皆さんの将来に役立つことを信じたい。
(2006.2.24.)