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悪質リフォーム詐欺

 「この侭にしておくとお宅は潰れます」と言葉巧みに持ち掛けて、役に立たない修理を高額な費用で請け負う、それも高齢で資産のありそうな人ばかりを狙う。この詐欺事件をここで取り上げたのは、この詐欺が会社ぐるみで計画的、営業マンは詐欺を承知でお年寄りを騙す、それも脅迫的でもあったという。しかも騙し易い老人のリストを社内で回覧、こうして騙して集めた金額は100億円を超す。この会社と二十歳代の営業マンの考えとその行為、これは全く許せない。  

 あるリフォーム会社があって、そこの或る悪い営業マンが自分の成績を上げたいために、老人を騙したというのとは、基本的に違う。社長は社員の成績を競わせ、よい成績を上げた者は20歳代でも関連会社の社長にするなど、若い社員を巧みに使う。会社にクレームが多くなれば会社名を変える、社員にクレームがくれば関連会社に移籍する。これは全社が挙げて詐欺をしていると言うより他はないではないか。  どうか検察当局には徹底した調査をお願いしたいが、さらに国税庁には脱税はなかったか、労働基準局には労基法は守られていたか、などあらゆる角度からの調査を厳重に進めて欲しい。そして被害者の損害を全額必ず司法当局は補償することで進めて欲しい。
(2005.7.2)