日記2
11/28 sun.  オンサンデー&イラストレーション


今日はGO TO吉祥寺。
ユザワヤで画材、リブロで本(ほぼ日で田島貴男さんがおすすめしていた、シモーヌ・ヴュイユの「重力と恩寵」。おもしろそう)、カルディでワイン。

そしてトムズボックスへ夏に予約していた荒井良二さんの絵を取りに。
もう10年位吉祥寺には通っていて、ここ1年位でやっとよし、地理は大体マスター!と思っていたのに、トムズへの道のりでまた迷ってしまう。
これでは吉祥寺マイスターへの道のりは遠そうだ・・・。

トムズボックスでは宇野亜喜良さんの展示をやっていた。
コラージュに宇野さんの絵が描いてあって非常におしゃれだった。

帰って荒井さんの絵を包みから出したら、1枚1枚に違ったショートストーリー付きのポストカードが入っているようで、あんまり素敵だったので胸キュンだった。


★News

昨日発売の雑誌「イラストレーション」に載っています。
チョイスの所です。チェックしてみてください。
イサム・ノグチのAKARI。
素敵です。

●11/27 sat.  やさしくなる旅


仕事を2日休んで、ものすごく久しぶりに家族5人勢揃いの旅行に行ってきた。  場所は、北海道。

レンタカーで登別・小樽を廻る。
北海道の景色は雄大でたおやかで、周りにはいまは離れて住んでいる家族がいて、心地よくぼんやりしながらいままできた道、いまいるところ、そしてこれから行きたい場所が、ゆるやかにでもはっきりと分かった。


いちばん良かった場所は、彫刻家のイサム・ノグチが設計したモエレ沼公園。
公園全体がイサム・ノグチの美意識に包まれていて、ピラミッド状の建物や園内どこにいても、ため息をつきっぱなし。
素敵だ・・・。

こぢんまりとした山もあり、てくてく登っていくと、少しずつ札幌の夜景が見えてくる。
そして登りきったら、360℃のキラキラ輝く夜景。
ガーーーン。
とても感動したので、「あかり」買って帰った。
モエレ沼

●11/21 sun.   

とても良いお天気。

今日はコンペの搬入に神宮前まで出かける。
友人と共にナディフ、クレヨンハウスなど沢山喋りながらハシゴする。

いつもクレヨンハウスに行くと長居してしまうのだが、今日も2時間ぐらいいた。そして地下のレストランへも、お茶とご飯で2回行ってしまった。2度目、ウエイトレスさんに「先ほどはどうも。お食事もこちらでよろしいですか。」とにこやかに言われて少しはずかしかった。
野菜がとても美味しくて、もりもりと食べる。

ロケットにも寄って、Tブー(B)Sやニャンマゲの佐野研二郎さんの展示を観る。ブタ鼻カップが素敵。
コンセントカバーもかなりイカしていたが、1つ穴用しかなくてあきらめる。

ごはんを食べ終わり、外へ出たら雨が降っていた。
クレヨンハウスのお花

●11/19 fri 拙者ムニエルという芝居

同僚に誘われて、拙者ムニエルという劇団の、「不思議インザハウス」という芝居を観に下北沢へゆく。

わたしが観る舞台はお笑いばかりで、劇団のお芝居などあまり観たことがなかったので、始まる前は「ねぇねぇ大げさじゃない?」とか「寝たらどうしよう〜」などだいぶ失礼な発言をしていたのだが、とってもとってもおもしろかった!拙者ムニエル。

やっぱり生の舞台っていいなぁ、ドキドキするなぁ。
それが良い物だと特に幸せだなぁ。
となんだかパワーをもらった。

なぜだか昨日から「花の新婚カンピューター作戦」の音楽が頭の中でリフレインしている。
こういう曲はどこから来て、どこへゆくのだろう?
そしてなぜカンピューター作戦の曲なのか、自分でもわからないからますます謎は増すばかりだ。
ちなみにカンピューターの前は松崎しげるの「愛のメモリー」だった。
なになに?愛のメッセージ?と思ってうきうき過ごしたが、何事もなく1日は過ぎた。

なぜカンピューターなのか、なぜ愛のメモリーなのか、その謎は知りたいような、でも知りたくないようなそんな気がしている。


●11/12 FRI  セツ初日。

仕事で立川の上の方へ行ってきた。
少し都心をはずれただけなのに、空気が全然違う。
空も見渡せるし、きれいだし、良い心持ちで夕暮れなど撮ってみる。

よるはセツの初日オリエンテーションだった。
早起きをして眠かったのでぼんやり聞いていたが、気持ちはわくわくしている。これからどんなことが始まるんだろう?
楽しめたらいいなと思う。

電車の中でずっと、柴田元幸さん訳のスチュアート・ダイベック「シカゴ育ち」を読む。柴田さんが「これまで訳した中で最高の1冊」とまで言った本書。やっぱりおもしろい。
切なくてキュンとする。ああアメリカ文学の感じだなぁ、と思う。
ロシアやヨーロッパ文学の厳しさとは、また違ったほろ苦さ。おすすめです。

●11/11 thu. ゾロ目デイ

夕方から雨。

早めに仕事をあがって、キンコーズへファイルコンペ用のコピーをとりに。
お店のお兄さんに大判コピーのことを聞いたら、
「絵の淡い色は出にくいです・・大判だとインクジェットになってしまうので。紙も薄いのが1種類しかなくて、お値段も大分高くなってしまいます。」とテキパキと親切に教えてくれた。

客はお金を払ってトウゼン、という店員さんが多い中、たまに、稼いだお金を人が使うとはどういうことか、というのをわかってくれている店員さんがいると、ほっとする。

そして仕事をしていく上で、自分もそうあらねば、と思ってキュッ、と気が引き締まった。

●11/7sun. 風邪っぴきのロデオ

最近流行っている風邪をここ10日位ひいている。
今回の風邪はずるずると長引く。ようやくぶり返しのヤマを越えたので、東京都現代美術館まで、「エミール・ノルデ展」を観に行った。
最終日だからか人が多く、かき分けながら観る。

ノルデはドイツの画家で、水彩絵の具をにじませたグラデーションと色彩がとてもきれい。
もう100年前位の人なのに、感覚が今時のイラストレーションみたいだったり、おしゃれだった。

暗いトーンの絵が多かったのだけど、戦時中にナチから隠れ,
部屋で描いていた絵が希望を感じられる物が多く、それが一番好きだった。

今日は暖かく心地よい陽気だった。
10月は雨も多く、風邪っぴきにもなり、ブッシュも再選されてしまい、ちょっと落ち込み気味な気分をお天気とマティスさん、ノルデの絵が吹き飛ばしてくれた感じ。

夜は恵比寿の「ぶたや」でご飯。予約した時間に行ったら、ものすごい人が並んでいて驚く。「蒸し豚ポン酢和え」が美味しかった。
庭園美術館のバラ

●11/3 wed. 「マティス日和」

国立西洋美術館へ「マティス展」を観に。

陽気もよく歩くのには気持ちいい日。
まずは神保町をウロウロし、素敵なカルタ屋さんなどをのぞきつつ、
水道橋まで歩く。

マティスは憧れる位好きな画家です。
線も少なくて、自由にのびのびと描いているように見えて、完成度は
非常に高い。
なぜだなぜだ?筆のタッチ?美しい色彩?
と頭の中を?マークをいっぱいにして絵の前で唸ってみたけど、分か
らないので、後はただ楽しみながら観る。

なによりも憧れるのはあの自由さ。
切り絵もやっぱりすごく素敵で、あの形の切り取り方はすごい!
かっこいい!わくわくドキドキしながらあっという間に時間は過ぎ、
閉館間際を急いで常設展を観てまわる。
常設展ではモネとミロが良かった。

マティスの後に常設展を観て思ったのは、マティスの絵って「陽」の
パワーに満ちてるなぁ、ということ。
結構たくさんいたお子さんも、常設展は興味なさそうに通り過ぎてた
けど、マティスさんはかぶりつきで観ていた子が多かった。

出かける前まで行方を見ていたアメリカの大統領選は、帰ってきても
まだ決着がついていなかった。


●10/31 sun.

ユザワヤへ画材の買い出しに。
いつも通る駅までの道のりを歩いていたら、区役所前の広場にキリンさん(本物)の姿。ふと傍らのハタを見ると「健康フェスタ」の文字が。なぜ、健康フェスタにキリンさん(本物)が呼ばれるのか?
そしてキリンさん(本物)と写真を撮ろうのコーナーには長蛇の列が・・・世の中って・・・。

ユザワヤで画材をガッツガッツと買う。
会社で働いててヨカッタ・・といちばん思う瞬間だ。
さいきん大きい紙に描くのが好きなので、いつも使う紙のB2サイズを探し、1枚しかなかったので、B全をいくつか買って帰る。
家で半分にカットしてB2モドキを制作。

いつもはB3までの大きさで描いているので、描いていく感じが違っていておもしろい。

調子にのって画材を買いすぎてしまったので、本もCDも買わずにトボトボと家に帰る。
ひつじさん

●10/30 sat.

皆さまこんばんは。
ホームページをリニューアルしました。
まだまだこれから作っていく感じですが、おつき合いのほどよろしくお願いします。

時代はデジタル化と言われているけど、リニューアルしようと思い立ち、ここまでくるのも私にはチョモランマ程の険しい道のりだった・・・。
それだけで本が書けそうだ・・。
PCさんとは、仲良くなれへんわ、といじけてみたりしたけど、あきらめずに取り組んでいれば、きっと仲良くなれるはずさ、と軽い決意をしてみたハロウィン・デイだ。

さいきん雨が多いので、職場がある新宿のビルの隙間のきれいな青空の画像をつけてみました。
新宿はいつまでたっても好きになれない町だけど、たまにビルの谷間に見事な空が広がっていたりして、その不思議なコントラストにハッとして立ち尽くしていたりする。

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