いわゆる「関関同立・産近甲龍」

関西であれば「関関同立・産近甲龍」→関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学

　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学

関東であれば「早慶MARCH」→→→→早稲田大学・慶応大学・明治大学・青山学院大学

　　　　　　　　　　　　　　　　　　立教大学・中央大学・法政大学

という呪文を耳にしたことはあると思います。

また、不幸にも（敢えて言わせていただきますが）この呪文に呪縛されて、

見当はずれの大学選びをしようとする受験生は毎年あとを絶ちません。

この呪文の問題点は、

☆ この並びの順に難易度の高い大学であるとは限らない。

☆ この並びに含まれていないが難易度の高い大学、

また、優秀な大学は多い。

ということに集約されるでしょう。

たしかに、法学・経済学ではこれらの大学が上位のランキングを占めていますが、

たとえば、人文社会の分野では、

防衛大学（人文社会科学）・慶応大学（文学部・人文社会）・同志社大学（文学部・文化史）

早稲田大学（文学部・総合人文）・同志社（文学部・心理）・ＩＣＵ（教養学部・人文科学）

国際関係の分野では、

ＩＣＵ（教養・国際関係）・早稲田大学（国際教養）・立命館大学（国際関係）

津田塾大学（学芸・国際関係）・立命館大学（国際インスティ）・明治学院大学（国際）

というランキングも見られます。（駿台さんのデータを参考にさせていただきました。）

いわゆる「関関同立・産近甲龍」についても、法学・経済学・文学の３学部で比較すると、

各大学とも前期日程です。（代々木さんのデータを参考にさせていただきました。）

大学はブランド品ではありません。学問を追究するためのスキルを身につけるところです。

大事なことは、学びたい分野を決めて、その分野でどのような研究をしている教官が在職しているか、

その大学の指導力はどうなのか、卒業生はどのような進路をたどっているのか、といったことを

総合的に判断し、そののち、現実的なことですが、現在の自分の実力とその大学の合格難易度から

各受験科目についてどのくらいの学習が必要なのか検討することです。

たとえば、「観光」とか「宇宙」とか「近世　日本史」とかetc… 学びたい分野が決まったら、

たとえば、「金融・保険業」とか「建設業」とか「情報通信業」とかetc… 就きたい職業が決まったら、

たとえば、「教員免許」とか「社会福祉士」とか「木造建築士」とかetc… ほしい資格が決まったら

大学入試センターのハートシステムへ→ＧＯ

ＹＡＨＯＯ（ヤフー）の学習＞大学・短大ガイドへ→ＧＯ

ヤフーの大学・短大ガイドの入試難易度は代々木さんのデータにもとづいています。

これを参考にされるときはランキングって???」も読んでね！