「もし道に迷いつまづいたら、どんな教本より教典より河合さんの生き様を想い出そう。
僕らに勇気を、そして何よりあきらめない事の大切さを教えてくれるから・・・」
ゆず:北川悠仁(ミュージシャン)河合先生HPより


「誰かが無理だと言っても、誰もが不可能だと言っても、道なき道を信じて、
懸命に生きるひとりの青年のひたむきさが地上に新たな道を生じさせた。
河合純一さんは、きっと日本だけの河合純一さんではない。
時代も国籍も超えた、世界のたからもののような人だと思います。」
田中章義(歌人)河合先生HPより

 映画『夢 追いかけて』は、静岡県浜名郡舞阪町から生まれた映画です。静岡県西部、JR東海道線の弁天島駅をおりると、目の前が弁天島温泉街。この温泉街を控える舞阪町は、浜松城を望み、浜名湖と遠州灘に囲まれた風光明媚な町。ヤマハ楽器や河合楽器、トヨタの基を築いた豊田佐吉やホンダの本田宗一郎など日本をリードする文化や産業の優秀な人材を生み出してきた地でもあります。この映画は、この町に生まれた河合純一という青年の勇気と感動の実話を描いた映画です。

 私たちは一人一人、いろいろな夢を持っています。でも実現させるのはとても難しい。夢を実現するには、様々な苦難を乗り越えなくてはならないのです。この物語は、全盲というハンデをもろともせず、ひたむきな努力によって夢を実現させ、そして今更に新しい夢に向かって努力し続ける勇気の半生を描いています。舞阪町に生まれた純一青年は、生まれつき左目の視力がなく、そして中学3年の時に残っていた右目の視力も失いました。全盲というハンディキャップ―しかし彼はそれに決して屈することはありませんでした。

年少時から続けていた水泳では過去3回のパラリンピックに出場、計14個のメダルを獲得。そして現在は、将来の夢であった教師として、母校である普通中学、舞阪中学校で教鞭をとる彼は、夢は実現するために並々ならぬ努力と情熱をそそいできたのです。

 その真摯に生きる姿は地元舞阪の人々に勇気と希望を与え、その感動は更に大きなうねりとなり、舞阪、静岡から飛び出して、全国に拡がっています。人と人との絆で拡がっていくこの映画は、ともすれば見過ごされがちな“人間愛”を描き、その感動は私たちの心を洗います。この映画は明日へと向かう希望と勇気を私たちにを与えてくれるでしょう。


 1951年、イギリスから始まり、1964年に開催された東京大会で「パラリンピック」と呼ばれるようになった、この大会名の意味は現在は"Para(もう一つの)"という解釈が定着しています。障害のある人たちに高水準の競技に参加する機会を与え、世界にパラリンピックの精神を広め国際親善を図ることを目的として、4年に一度開催されており、河合純一は1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2000年 シドニーの各大会に出場し、現在までに金メダル4を含む、計14個のメダルを獲得しています。





ストーリーロゴ
 静岡県浜名郡舞阪町。この町で、家族そして周囲の人々の愛と豊かな自然に囲まれ、育ってきた河合純一。生まれつき視力の弱く、既に右目の視力しか残されていなかった彼が目の手術を受けたのは3歳の時。成功したかにみえた手術でしたが、初めて見る美しい夕暮れに喜ぶ純一の傍らで、医師(江藤潤)は母好子(田中好子)にいずれは全ての視力が失われてしまうと宣告するのでした。 純一と母

幼い時から泳ぐことが大好き、視力の弱さにめげることなく、水泳の練習にいそしんできた純一(勝地涼)。しかしある日、電気もつけず、真っ暗な風呂に入っていることに母が気づいたのは中学3年生の時でした。

 まっすぐに泳げない、ターンのタイミングがわからない。悔しさに、水泳部の主将でありながら大会への出場の辞退を口にする純一。しかし、熱血教師森田(三浦友和)と家族、クラスや部の仲間の厳しく暖かい励ましの中で、自分の泳ぎを身につけていったのです。
 そして高校進学。家族のもと、そして故郷を離れ、彼は、東京の盲学校、そして大学に行く決意をしました。純一が見つけた将来の目標。それは「先生になること」−困難に立ち向かっている人々やこれから巣立っていく若い力の手助けになること、そして「泳ぎ続けること」で自分自身が得た勇気を人々に伝えること。

そして念願の教師として純一(河合純一)は故郷の舞阪に帰ってきました。健常者である生徒に、全盲の自分が教師として伝えられること、伝えたいこと。一人前の教師を目指す彼の真摯な姿は周囲の人々の心をとらえていったのです。

真夜中のプール そんなある日、三度目の挑戦となるシドニーパラリンピックに出場決定の報が届きました。周囲の期待の中、真夜中のプールで懸命に練習する純一先生の姿。その姿は、一人の教師として人間として、 "夢をもつこと、そしてその実現に向けて努力することの大切さ"という河合純一のメッセージそのものでした・・・。





キャストロゴ
三浦友和
三浦友和 1952年1月28日、山梨県生まれ。1974年の『伊豆の踊子』で映画デビュー。映画、テレビドラマにと、円熟味の増した演技で活躍中。主な出演作品に映画『伊豆の踊子』『ふりむけば愛』『遥かなる甲子園』『マリリンに逢いたい』『仔鹿物語』『大日本帝国』『天国の駅』『悲しきヒットマン』『日本殉情伝 おかしなふたり』『226』『しあわせかぞく計画』『M/OTHER』『なごり雪』、NHK大河ドラマ「利家とまつ」、TX「それぞれの断崖」など。

田中好子
田中好子 1956年4月8日、東京生まれ。73年「キャンディーズ」のメンバーの一人としてレコードデビュー、「春一番」などのヒットがあるが、人気絶頂の1978年惜しまれつつ解散。2年後の'80年『土佐の一本釣り』で女優としてカムバック。1989年の今村昌平監督作品『黒い雨』で、報知映画賞最優秀主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞などを受賞。主な出演作に、映画『サラリーマン専科』シリーズ、NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』などがあり、その高い演技力が評価され映画・テレビ・舞台と幅広く活躍している。2003年には吉田喜重監督作品『鏡の女たち』も公開予定。
田中好子さんWEB SITE : http://homepage2.nifty.com/yoshiko48/

勝地涼
勝地涼 1986年8月20日、東京生まれ。2000年TBS「千晶、もう一度笑って」でデビュー。花堂純次監督「永遠の仔」(2000・YTV)のモウル役を演じ、その高い演技力で注目される。現在、映画、TVドラマ、CMとその演技の幅を広げ、若手演技派としてその成長を嘱望されている。主な出演作品にTVドラマ「新・愛の嵐」(2002・CX)、映画『パコダテ人』(2002)、『1980』(2003)など。

船越英一郎
船越英一郎 1960年7月21日、神奈川県生まれ。TBS「父の恋人」(日曜劇場)でデビュー。テレビ、映画と幅広く活躍中。主な出演作品に、ANB「火災調査官 紅蓮次郎」、「おんな事件記者冴子」(土曜ワイド劇場)、CX「京都祇園芸妓シリーズ」(金曜エンターテインメント)、「ザ・ジャッジ」、TBS「渡る世間は鬼ばかり」など多数。

江藤潤
江藤潤 1951年10月28日、東京生まれ。『祭りの準備』で映画デビュー。映画、舞台、テレビと幅広く活躍中。主な出演作品に、『アッシイたちの街』、『帰らざる日々』、『南極物語』、『戦国自衛隊』他。






スタッフ

企画   橋松男事務所
原作   河合純一『夢 追いかけて』
河合純一『生徒たちの金メダル』
澤井希代治『夢をつなぐ』 (全ひくまの出版刊)
製作   『夢 追いかけて』製作委員会
グルーヴコーポレーション
ゼアリズエンタープライズ
ひくまの出版
静岡第一テレビ
グルーヴキネマ東京
製作   成澤 章/日下部孝一/那須田敏子/庄司佑治/橋松男
エグゼクティブ・プロデューサー   尾川 匠
プロデューサー   野辺忠彦(グルーヴキネマ東京)/松葉せつこ/須永裕之
製作統括   橋雅宏(グルーヴキネマ東京)/有堀雅樹
監督   花堂純次
脚本   布勢博一
音楽:安川午朗  撮影:瀬川 龍  照明:工藤和雄  美術:太田喜久男
録音:西岡正巳  編集:菊池純一  スクリプター:吉田久美子
助監督:猪腰弘之  制作担当:武石宏登
題字   赤松陽構造
配給   グルーヴコーポレーション/ゼアリズエンタープライズ
     
後援   静岡県/静岡県浜名郡舞阪町・新居町・雄踏町/引佐郡引佐町・三ケ日町・細江町/浜松市/浜北市/湖西市/静岡県教育委員会/浜名郡舞阪町教育委員会・新居町教育委員会・雄踏町教育委員会/引佐郡引佐町教育委員会・三ケ日町教育委員会・細江町教育委員会/浜松市教育委員会/浜北市教育委員会/湖西市教育委員会
     
協賛   (財)ニッセイ緑の財団
(財)静岡県教職員互助組合
(株)河合楽器製作所
浜名湖競艇企業団
鈴与株式会社
遠鉄グループ
セキスイハイム東海株式会社
特別協力   連合静岡
協力   ケン・コーポレーション
     

日本映画/ビスタサイス/109分/モノラル/カラー




全盲の金メダリスト 河合純一

河合純一先生 河合純一。
彼は、生まれつき左目の視力がなく、そして中学3年の時に残っていた右目の視力も失いました。幼い時から泳ぎ続けていた純一が全ての視力を奪われ、まっ直ぐに泳ぐことが困難になった時、1日8000m泳ぐことを自らに課しました。彼にとって「夢は実現してこそ夢」。この映画は彼のパラリンピック出場、そして念願の教師になり成長していく、そんな夢を一つ一つつかみ取っていく姿、希望と勇気の半生を描いています。

河合純一先生WEB SITE 「Keeping alive the dreams
            URL : http://www.junswim.to/

略歴
1975年4月   静岡県浜名郡舞阪町に生まれる
先天性ブドウ膜欠損症の為視力は右目のみ
3歳   右目の手術を受け、0.1の視力を取り戻す
5歳   水泳をはじめる
6歳   静岡県浜名郡舞阪町立舞阪小学校に入学
11歳   浜名地区西ブロック水泳大会 50m背泳 優勝
12歳   静岡県浜名郡舞阪町立舞阪小学校を卒業
静岡県浜名郡舞阪町立舞阪中学校に入学
森田先生のモデルである右二先生が赴任、社会科の担当及び水泳部の顧問になる
急速に右目の視力の低下を感じるようになる 
15歳   中学3年時の担任が右二先生になり、
「十年後の私」という作文で教育者になりたいと書く。
右目の視力が完全に失われる
岐佐神社の祭りで初めて大太鼓を叩く
    静岡県浜名郡舞阪町立舞阪中学校を卒業
筑波大付属盲学校高等部入学、寮生活に入る
点字と白杖の習得に苦労する
水泳部顧問の寺西先生と出会い、トレーニングに励むようになる
17歳   1992年 バルセロナ パラリンピック全盲部門出場(銀:2個、銅:3個)
18歳   筑波大付属盲学校高等部卒業
19歳   早稲田大学教育学部入学、下宿生活に入り、大学の点字会に入会する
寺西先生から引き続き指導を受ける
20歳   早稲田大学水泳部にお世話になるようになる
21歳   1996年 アトランタ パラリンピック全盲部門出場(金:2個、銀1個、銅1個)
22歳   教員採用試験を受験、教育実習を舞阪中学校で行う
早稲田大学を卒業
母校の舞阪中学に社会科の教師として着任 全盲では初めて1年生の副担任を担当
25歳   2000年 シドニー パラリンピック出場(金:2個、銀:3個)
2002年3月   シドニーの感激を分かちあった生徒たちを3年生担任として、送り出す
27歳   3度目の1年生の担任として引き続き舞阪中学にて教鞭をとる
     
    2004年のアテネ・パラリンピック出場を目指す








全国の映画館で公開され、観る者に勇気と感動を与えた『夢追いかけて』
この映画をあなたの町でも上映してみませんか?



■■ 趣旨 ■■
本映画の上映活動を通じて、地域ぐるみの教育環境を向上しようとする方々の輪が生まれることを願う運動です。
この運動を理解していただき、熱意を持って進めていこうと思われる方であれば、どなたでも地域に開かれた上映会の主催者(主体)となっていただけます。


■■ 上映に必要な物 ■■

●上映会場
体育館・公民館などで結構ですが、遮光など、映画の映写に適した場所で、100Vの電源コンセントで15アンペア以上の余裕があること。

●映写機もしくはDVDプロジェクター
DVDプロジェクターもしくは映写機では16mmフィルム用で、直径37cmのフィルム巻き取りリールが使用できること。当事務所でも紹介いたします。

●映写機及びDVDプロジェクターを取り扱いできる専門家(当事務所でも紹介いたします)

●スクリーン、スピーカー(当事務所でも紹介いたします。)



■■ 会場使用時間 ■■
映写機、プロジェクター・スクリーンの設置が必要な場合、開場前2時間以上、上映終了後は1時間以上必要とします。設置が必要ない場合は、開場1時間前より上映終了30分後迄。
上映時間:109分


■■ 上映経費 ■■
フィルム,DVDレンタル料金のほか、会場費、映写機使用料、映写技師代、鑑賞者用チラシ作成費、活動費などが必要となる経費です。(映写機、映写技師は、当事務局でもご紹介が可能です。)
会場については、学校の体育館やあるいは公共施設を学校や行政のご協力を得て使用されたり、映写機、プロジェクター、スクリーン等の機材も学校や行政が保有されている機材のレンタル(貸し出し)を取り付けられたりして頂いているケースが大変多くございます。

●上映するフィルム、DVDレンタル料金は
=平日の上映会:1日あたり 8万円+消費税 (1日複数回上映可)
=土日祝祭日の上映会:1日あたり 8万円+消費税 (1日複数回上映可)

当社作成のB2版ポスターは1枚100円(消費税別)B5版チラシは1枚10円(消費税別)にて販売させていただきます。
上映会より前に御到着をご希望でしたら、宅配代がプラス600円(税別)が必要となります。






■■ 詳細・ご質問・ご相談は ■■

グルーヴキネマ東京
158-0083東京都世田谷区奥沢1-14-19
TEL:03-3728-2015
okusawa@mb.point.ne.jp
お申込書はこちらからファックスでもお送りできますのでご用命ください。






お申込日 
形式 上映会(予定人員 人)
日時
上映時間 1回目 時        2回目 時
上映会タイトル (仮) 鑑賞者対象
主催者団体名称 ご担当者氏名
ご住所 (県名から番地まで)
電話番号 FAX
フィルムサイズ      
上映会場名 会場担当者名
会場住所 (県名から番地まで)
会場TEL 会場FAX
会場会議室等 有り/ 無し   坪数: ホール収容数
遮光設備 有り/ 無し 冷暖設備 有り/ 無し
上映機材 有り/ 無し 映写機名
    映写機ワット数 ワット
スクリーン 有り/ 無し スクリーン技師 有り/ 無し
フィルムもしくはDVD送付先 (県名から番地まで)
上映方式 A:グルーヴキネマ東京オールセット
B:DVDもしくはフィルムレンタル
C:映写業者へ依頼
   


<<前のページへ戻る

©2003 グルーヴキネマ東京