くる・・・きっとくる!男性SSW

<このコラムを書きたいと思ったわけ>は最下段へどうぞ〜♪

ご紹介したい男性シンガーソングライター一覧:
@大野靖之 A馬場俊英 B山田尚史 CCaravan D下地勇 E工藤慎太郎 Fさくまひでき
注目の
男性SSW
最近のリリース作品
(Amazonにリンクしています。)
他のこんなアーティストが
好きならオススメかも

(決して類似という意味
ではありません。)
毎度おなじみ甘口コメント (でも、今回は贔屓目なしです!)
@大野靖之
Sg「心のノート
/あいしてる」

・嫌味なく誇らしげに
歌える尾崎豊

・メロウな高音と
美メロのコンビが
絶妙な河村隆一
 私がこのような特集ページを作るきっかけになったのは、何を隠そう
大野さんのLIVEを観たことが大きいのです。(ご紹介いただいた
ORICONの超絶人気ブログ「ヒット曲が世界を変える」の伊藤悟さん
、有難うございます!

 事前に購入したCDを聞いた時、歌声から内容は全く異なるのに、尾崎豊
のようなオーラを感じました。それは、現代には珍しい誇らしげな歌い方が
共通しているからかなと思います。(私は、尾崎豊の歌詞はあまり共感でき
ないけど、歌い方が好きで全アルバム買ってます。) ただ、個人的には
「この地球(ほし)にデビューした時」というフレーズが気になってLIVEまで
深く聞き込むことはありませんでした。
 しかし、実際にLIVEを観てみると物凄く人を惹きつけるアーティストだと
驚きました。まず、歌でもMCでも言葉の一つ一つが輝いている。新米
一粒一粒がピンと立って炊き上がっているあの感覚に近いです。普通なら
シンプルな言葉を言うと嘘っぽく聞こえたり、歌にしたら陳腐になったり
するじゃないですか。でも、大野さんの場合は全くそうじゃなくそれどころか、
「ああ、この言葉は本来はこんな意味を持っていたんだな」
と再認識させられました。それは、彼が20代前半にして、
全国の小中学校で歌いながら講演しているという経験から、本当に伝わる
言葉やメロディーを模索しながら紡いだ楽曲だからかもしれませんね。
 また、歌詞カードを見なくても歌っている内容が分かる歌唱法
LIVEだとより顕著になります。つまり、言葉もメロディーも歌い方も、誰もが
聞きたいと思える魅力を備えているのです。それは、ジャンルを多様化する
ことで自分達だけのステイタスを作りたがる(=それゆえ1作ごとのヒット
スケールが更に小さくなる)現代の音楽のトレンドとは真逆で、多くの人に
歌を届けたいという心意気にも感心しました。彼こそ「紅白」に出てほしい!
 さらに驚いたのが、親しみやすさとカリスマ性の高さを併せ持っている
点でとても若い人とは思えないほど人間性に確固たるものがあるのです。
それが言葉の一字一句に滲み出ている。だからこそ聴衆の「心のノート」に
刻まれるのです。(未熟な私が言うと、まるでカルト宗教にトリツカレタように
聞こえるのが何とも歯がゆい。(泣) 是非どこかで実際に聞いて下さい!)
 そして、その場ですっかりファンになる私は、エッセイ本は買うわ、一緒に
歌うわで(大野さんのノセ方がこれまた上手い!)楽しい1日を過ごしました。
 いまのところ、メジャーで出ているのは左のシングルのみで、これだけじゃ
彼の魅力は十分伝わらないな〜、早く新作が出ればいいのにと思う今日
この頃。最近ではダウンロード限定という新曲も多いけど、彼の場合は
パッケージで持っていること自体が心の支えになるような気がしますね。
A馬場俊英
AL『人生という名の列車』
・泣きのメロディーと
歌唱が沁みるコブクロ

・早口メッセージソング
も名曲の多い吉田拓郎
その大野くんのLIVEの前に観たのがこちらの馬場さんで、私は、
「あー、コブクロがカヴァーした『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の
元歌の人ね。まぁ、勉強がてら聞いとくか」くらいに思って(すみません)
LIVEに行ったのですが、私は不覚にもLIVEの大部分で、
泣いておりました。おそらく男性アーティストでこんな経験をした
のは初めてじゃないかと思います。もう歌詞がことごとく胸を
打つ。それは優劣のレベルじゃなく、あたかも自分の心象風景
を題材にされているかのように響く
のです。それは、馬場さんが
29才でデビューして、いまだ大ブレイクせず、それでも前に進もう
という歌詞が、30才手前で皆から無謀と言われつつ転職して
しまった自分の状況とあまりにもシンクロしていたからかな
と思います。そういえば、彼を絶賛してきたコブクロの二人も
決して大ヒットばかりしていた訳じゃないから、より応援するように
なったのかもですね。優しい歌声と人懐こいMCも魅力的です。
そして、このアルバムも全曲すっごく歌詞の良いアルバムです。
現実を見据えつつ希望を歌う歌も素晴らしいですが、
欲望に身を任せる「涙がこぼれそう」なんて異色作もリアルティが
あります。年末のCDジャーナルでの大賞ノミネート(100人の選者
によるベスト5)でもこのアルバム、間違いなく投票します、私。
B山田尚史
Sg「応援ソング」
・突き抜ける高音が
爽快な ゆず

・不器用なまでに
吠え続ける
サンボマスター
で、その馬場さんを聴く前に仕事で調べものをしていたら、
同じレコード会社内のサイトから飛び込んできたのが彼の歌声。
(そうです、今年になって男性ヴォーカルづいてることからも、
予感は始まっていたのです。まさに偶然じゃなく、必然!。)
歌詞やメロディーはまだ幼さが残るけど、高音が響く感じが
聴いて心地良い
なぁと思いました。
そして、その後、TVを点けたら彼が歌っていて
(例のセミプロミュージシャンが異色カヴァーをして競う番組
です。)CDだけじゃなく、生演奏でも高音が届いていて
彼に一つの才能を感じました。
そして、さらに注目がカップリングの「証」で、こちらは
7分近く“生きている証”を叫び続けている(といってもガナってる
訳でない)のに心を釘付けにされます。いつも笑顔の人の、
あるいはそのイメージを皆から持たれている人こそ、
本当は心の中に悲しみや怒りを抱えているのかなと
想わされます。1曲目でツカミOKで、2曲目で捕らえた獲物を
逃がさない、という素晴らしい構成になっています。(微笑)
CCaravan
AL『Wander Around』
・顔も声もハンサムな
福山雅治

・今やギターの
神様のChar
Caravanは同じ事務所のKeisonと組んでツイン・ギターで
LIVEをやっていた頃から知っていて、その時は歌声に
哀愁が漂っていて、それでいてウェットじゃない
って
不思議な魅力だなと思ってました。でも、それ以上に
ギターがシンプルなのに語るような弾き方で魅せられた
ので、歌は正直気にしてなかったのです。ですが、その
数年後の昨秋、メジャーデビューが決まったというので
改めて聴いてみると、さらに耳馴染みがよくなって、
これは売れなきゃマズイ!と思いました。だって世間は
ジャック・ジョンソンの世界的ブレイク以来、やれサーフ・
ミュージックだのローハス・ブームだの言われてるんだし。
でも、そういった流行が去っても長く活動すべき人ですねぇ。
それにしても、最近のエイベックスはダンス・ポップ以外で
これは!と思わせる人多いですね。MEGARYU、mink、中村中
、RAM RIDER、MONKEY MAGIK・・おぬし、やるな。(笑)
D下地勇
AL『開拓者』
・力強い歌声の中に
優しさを感じる
アルベルト城間
(DIAMANTES)

・躍動感と男気を
同時に感じる長渕剛
ボーカル屋・堅ちゃんさながらに長身で彫りが深く、
「この人絶対に外国の人に間違えられるだろうなぁ」と見た人
誰もが思う宮古島出身の下地さん。1枚、標準語アルバムを
出していますが、基本的にすべて宮古方言(ミャークフツ)で
歌っているので、最初聞いた時は、全く何も理解できず。
・・というかいまだに言葉の意味は全く分かりません。
だけど、心に響くものがあ
る。個人的には、「I love you」
レベルであれば言葉が分かる英語以上に、彼が歌う
宮古方言は心に届きました。上京した寂しさでいっぱいの
「大和(やまとぅ)ぬ風(かじ)」、亡くなった祖父をずっと想う
祖母をテーマにした「おばぁ」、そして沖縄で大ヒットした
「我達が生まり島(バンタガンマリズマ)」などなど、歌声が
言葉の壁をいとも簡単に超えて時に楽しく、時に悲しく、
心を揺さぶります。分からない言葉はどうも・・という方は
一度LIVEに行ってみると良いでしょう。あ、ちなみにMCは
標準語なので、ご安心を。味のある琉球訛りですが。(微笑)
E工藤慎太郎
Sg「シェフ」
・ストーリーテラーぶり
に聞き入ってしまう
森山直太朗


・甘く湿った声が
フェロモンを発する
河口恭吾
名前からして、森山直太朗を想わせる工藤慎太郎くんですが、
この「シェフ」はフリーLIVEで歌うと、各地で物凄い枚数が
売れる
んですよね。その度、オリコンのデイリーチャートに
上がってくるもんだから、スキャンダル好きの気の毒な男と
猫かぶり女たちは「買い上げキャンペーンか?」などと言うの
を時に目耳にします。(そんなの言う前にCD店やネットで
彼のことを調べるなり、自分でフリーLIVE見に行くなりすれば
いいのに・・と思いますけどねぇ。もうブログやSNSの発達で
“国民総編集長”時代なんだから、情報を集めるだけではなく
その分析もきちんとしないと、ね!あ、話がそれました。)
とにかく、そんなに売れるのはこの歌が実話に基づいたもの、
そして何より彼の歌声によってそれが疑似体験できるから
なんでしょうねぇ。ちょっと濡れた声もなぜかノスタルジックに
させます。ちなみに、このCDのディスクもなかなか
粋なデザインでして、これも買いたくなる一因ですね♪
Fさくまひでき
Sg「ただ見つめてた
だけの初恋」
・優しい歌声と美メロの
村下孝蔵


・ポップな歌い上げも
魅力の藤井フミヤ
さくまさんのLIVEは行ったことがなくて、時々仕事中に
聞いている(これも勉強です(笑))NACK5でヘビーローテー
ションになっていて、たおやかな声質とちょっと懐かしい
メロディーに村下孝蔵さんの「初恋」を思い出して
気に
なった方です。まぁそれは学校が舞台というシチュエーションまで
「初恋」と同じだったからかもしれませんが、なんというかこの人の
歌って、もっと聞いてみたい!と想わせる深みが歌声から
感じられるのですよね。
 ちなみに、このさくまさん、なんと10年近く前からインディーズ
でCDを出しておられ、しかもバンド活動を合わせるともう
20年近いベテランという、とんでもなくキャリアのある方なんで
すね。はぁ〜。でも、全く拗ねて生きてきたという感じがなく
ただただ純粋に歌が好きだという感じがします。・・とかなんとか
ごたくを言う前に、近いうちにちゃんと他のCDやLIVEも
勉強したいと思います。(笑)
<このコラムを書きたいと思ったわけ>
今回は、2006年、期待されている・・というか一緒にブレイクを期待したい(微笑)男性シンガーソングライター(以下「SSW」と略します。)を
まとめて紹介してみたいと思います。

私は、当サイトで70年代〜90年代にセールスのピークのあった女性アーティストを特集していたり、また企画に関わった作品も
女性アーティストものが中心だったりしますが、どっこい男性アーティストもよく好んで聴いております。
(その辺の傾向は、過去の「年間ベスト50」あたりをご参照下さい。)

それでも応援する男性アーティストが少なめになってしまうのは、近年の男性アーティストは「歌の上手さ」を軽視しがちな人が
ちょっと多いかなと思うからです。勿論、この「歌が上手い」という基準自体も様々なとらえ方がありますが、私の場合は
“歌声だけで世界観を作り出せる人”がこれにあたります。ですので、ハスキーな声質だとNGとか、ビブラートやコブシを
ビシバシかけないとNGとかそういう意味ではありません。とにかく、歌声だけで「上手い」という男性アーティストが、少なくとも
ブレイク組ではまだまだ少ないと思います。

しかし、ブレイク前の男性ソロ・アーティストを見渡してみると、歌だけでも酔わせられるアーティストも少なくないのです。
それは、バンドとしての魅力を全面に出せない分、歌を含む自分自身の魅力で勝負しなければならないことも多分にあるのでしょう。
(その意味では福山雅治や藤木直人のように俳優業で自身のキャラをアピールすることや、スガシカオや山崎まさよしのように、
他の人に提供することで楽曲のクオリティーを認知させることでブレイクするというのも大有りな戦略でしょう。)ですが、そういう人は
本当に限られていて、自身の歌の魅力だけで勝負!となると、まだまだ厳しい逆風が吹き続けているなぁと思います。

そういう訳で私は常々、男性ソロ・アーティストにはもっと売れてほしいなぁと悶々と(笑)過ごしてきたのですが、06年になって、
3つの現象を認識し、

 「これは、男性ソロ(のブレイクの波)が来るぞ〜!!」

と勝手に確信しております。もう頭の中で映画『リング』のテーマ曲
♪くーる、きっとくる〜
HIIH 「feels like ”HEAVEN”」
が流れ出したほどですもん。(それがタイトルになっています。決して、アドレナリンが血液の中で「お嫁サンバ」を踊りだした
のではありません。(笑))で、その3つの現象というのは以下の通りです。

1・コブクロ、スキマスイッチ、修二と彰、WaT、タッキー&翼、navy&ivory など
男性二人組が、楽曲が歌われることで次々と自己最高セールスを記録

2・海外で大ヒットしたジェイムス・ブラント、ダニエル・パウターなど
男性シンガーソングライターが日本でも次々に大ヒット

3・男性ソロ・アーティストのLIVEの観客が以前にもまして熱く応援、
LIVE自体が感動の渦


「1」は、バンドじゃなくても男性の歌モノが大衆に受け入れ始めたという証拠だと思いますし、そう考えると歌を中心に活動する
男性ソロ・アーティストがより多く売れるのもありえなくもないと思います。

次に、「2」については店頭で購入している人を見ていると、20代の女性や30代の男女が多く、これは一昔前の邦楽男性ソロの
ファンの傾向と非常に似ているのです。そういうのを見ていると、この人たちは「洋楽が好きというよりも、
男性ソロが好きなんじゃないかな?邦楽の男性ソロは、まだまだブレイク前が多いから知らないだけでは?」と思うのです。

そして「3」については、たまたま立て続けに3人の男性ソロアーティストのLIVEを観たのですがそれぞれのファンの
「オレが、ワタシが、○○を一人前にしてやる!」的な応援する熱意が凄かったのです。それだけ、男性ソロは今の世知辛い情勢や、
さらにこの音楽マーケットにおける自分達の厳しい状況下に直面しており、皆、本気で頑張っているのです。
そういったオーラが、絶大な求心力となり、ファンを引きつけるのだと思います。

で、この3つのネタでの執筆を出版社にプレゼンするというのも一手なのですが、如何せん私が「つのはず誠」ちゃん名義で
お仕事する時は、もっとチャートの上位になって一通りデータが出揃ってからなので、まだまだ時間がかかりそうです。
(女性SSWだって、半年前から、これは来てるよ!なんて言ってて、ようやく最近になって特集記事に参加できたくらいなのです。)
ですが、ちょっとこれについては悠長に待ってられない!と思い、このサイトで上記のトレンドと、
『今、注目しておきたい7人の男性ソロ・アーティスト』を発表してみる(大げさ!)ことにしました。
数ヵ月後、私は“狼少年”になっているかもしれませんが(汗)、上記に限らずとも男性ソロが次々とブレイクしてくれること、
心から願っております。・・・そう、私自身も「○○(=7アーティスト)を一人前にしてやる!」という熱病(笑)にかかってしまったのです。

なお、私自身は、ベテランでは布施明さん(ジャズ・アルバムお見事!)、松崎しげるさん(オーケストラとのコラボ「タンホイザー」は圧巻!)、
西浦達雄さん(迸る声量で甲子園テーマ曲を歌うあの方です!)など、自作自演に限らず男性ヴォーカリストも大好きなのですが、
ここでは、まずはブレイク前の男性SSWを取り上げてみます。今は、“職業作家”に逆風が吹いていますが、いつか全く自分で
作らない男性シンガーもどんどん注目されるような世の中になればなぁなんて思います。

というわけで、上のリストを作ってみました〜。どうぞご参考下さい。なお、私はそれぞれの方のプロフィールやディスコグラフィーなど
ほとんど知りません。ただ、音楽を聴いて注目アーティストを純粋に並べただけですので。なので、さらに興味をもたれた方は、
公式サイトに飛び立ってください。そして、CDを、LIVEを・・・ お分かりですよね!(微笑)


2006年5月7日 つのはず誠

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