2005年2月5日最終更新(古い記述であることをご了承下さい。)

奈保子はアーティスト! (←『9 1/2』のパクリかよ!>私)
 〜奈保子さんの再評価に向けて
 
 

関連ページ:再現!河合奈保子さん伝説LIVE『音の流れの中で・・・』解説ページ
2005年、河合奈保子さんはデビュー25周年を迎えています。

なのに、「河合奈保子」でのリリースがまったく動きがないことに地団太を踏んで、

コロムビアは本当分かってない、それに対して、ソニーはどんどんリリースしてくれて
本当にファン想いだ・・。なんて意見を時々目にします。


しかし、双方のメーカー事情を多少なりとも知っている私から言わせてもらえば、
コロムビアもファンの方々と同じくらい(あるいはそれ以上)に、丁寧に考えておられます。
私自身も2年半前にこんな企画も必要では?とコロムビアの高野さん(奈保子BOXの
3つを実質的に進行されていた方です)に企画書を持っていった時、
既に同様の企画を考えているので、また進捗があれば連絡します!、
といった返事でした。

それに、同社は2004年の12月にアイドル・ミラクル・バイブル・シリーズで、相当マニアックな
アイドルもの(ただし、渡辺典子は別)をコンパイルしたり、05年の2月には、更に
ジューシー・フルーツや庄野真代の音楽的な切り口からというファンにとっては有難い
レア編集盤も出たくらいなんだから、奈保子さんで出ない訳はないですよね。だって、
3つのBOXがいずれも売れており、お手ごろベストの『ベスト・コレクションI』 『ベスト・セレクションII』
がロングセラーになっているんですから。つまり、社内的にはアイデアもあるし、編集盤を出す余裕も
あるんです。
おりしも、今のコロムビアは、氷川君、木村カエラ、一青窈、Miと大ヒットが多い一方で、
利益よりも過去の文化的財産の発掘を優先した企画ものもリリースするという、
理想的なメーカーの一つなのです。

(ちなみに、ソニーにおいて、かなりこだわりのありそうなアーティストでも、
本人に承諾なく様々な企画盤が出ているのは、契約時の条件にメーカー側に
権利を委ねることが含まれているからです。)

それでもCDが出ないのは、意味のあるベストなタイミングを探しておられるのだと私は思います。
これはあくまでも私の推測なので、どこかの掲示板に転載するのは避けてください。) 
その源流が、奈保子さん本人の意向なのか、トップ・ヘア・スタイリスト
として現役でバリバリ活躍されるご主人の意思なのか、はたまた事務所が休業中のアーティストとの
関係に波風が立つ可能性があることは極力したくないという判断なのかは、私には分かりません。
でも、芸能活動に関わることよりも、ふだんの生活を大切にされていることは確かです。
また闇雲にリリースするとなると、過去を揶揄した発言や画像が飛び交う可能性も少なくありません。


これは、私の考えすぎだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。しかし、
現に、それが原因でDVD BOXの『Pure Moments』も発売中止(あるいは長期的な延期)
になりかけたのです。今回は、それについてのエピソードを一つご紹介しましょう。

あれは、2002年の1月。
当時、私は『Pure Moments』用の楽曲解説の原稿を使った宣伝資料を、自分の知っている
雑誌社に配布しては、ニュースや作品評を載せてもらおうとボランティアで動いていました。
なぜ、ボランティアだったかと言うと、既に、第3弾BOXの構想はコロムビアさんにあったので、
1つでも多く売ることで、次の作品の実現化に結びつけたかったからです。


そんななかある日、前述の高野さんからオフィスに電話が入ってきました。

「臼井さん、○○に資料持っていっちゃった?あー、ヤバい、困ったなあ〜」

話を聞くと、とある男性誌の○○が河合奈保子について書いていて、それに対して
ご本人サイドが非常に胸を痛めておられる、といった内容でした。

私には、まったく身に覚えがなく、またそういった袋とじ系の○○自体、
奈保子さんの音楽性は伝わらないと考えていたと申し上げて、疑いは晴れました。

それで、会社にあったその雑誌を見てみると、奈保子さんのDVD BOXの発売に
関して書いてあったのですが、音楽性には全く触れずに、水着の盗撮、
巨乳お宝映像発掘!みたいな感じ(そういった投稿誌の写真の質感をわざと出した?)で、
「THROUGH THE WINDOW」のPVからビキニの写真だけを掲載していたのです。
DVD BOXの中で、そういった水着のシーンは全360分中、ほんの数カットなんです。
ですが、その記事を見ると、ほとんどが悩殺的な内容であるかのように誤解させる
ものだったのです。

そもそもこの第2弾の映像集で「本人も監修しています。」という告知がHPなどで
ありましたが、あれは「こういう楽曲を選んでください」というご本人の偏った考えではなく、
「水着を強調した映像や写真は極力避けて下さい」という音楽性を無視したものの排除
が強かったのです。現に、付属の100ページ以上にわたるブックレットでは、
一つも水着の写真がないでしょう?それが、ご本人が監修された何よりの証拠なのです。
それでも、「THROUGH THE WINDOW」はシングルのPVということもあって、
スタッフサイドからのお願いもあって収録されることになったのです。

そんな本人側からの強い願いにもかかわらず、そういった曲解された記事が出るような
いい加減な状況なら、今後は発売できない、みたいな空気になったようです。
しかし、既に予約注文も始まっていましたし、コロムビアさん側に問題があった訳では
ないということで、とりあえずその場はおさまったのです。
(それでも、この第1弾、第2弾が高セールスを出しながら、第3弾が予定より大幅に
遅れて発売されたのは、ここでの問題が影響した可能性があるのかもしれません。)

その記事自体もそうでしたが、善意や愛嬌なく奈保子さんの体型をからかった記事を見る度に、
憤りを感じたり、それを通り越して深い溜め息をついてしまったりします。
奈保子さんのヴォーカリストとしての実力を理解されている方なら、皆さんそうだと思います。

もちろん、あの可愛らしい(あるいは美しい)ルックスやプロポーションは、奈保子さんの
魅力の一つであるのに違いありません。私自身も、「ハーフムーン・セレナーデ」とか
「Harbour Light Memories」とか、アルバムだったら『9 1/2』とか『さよなら物語』とかで、
奈保子さんの目元〜鼻筋を見ると、気品があるなーと惚れ惚れしちゃいます。(微笑)

しかしながら、音楽性を無視した上にビジュアル部分だけを取り立ててて紹介することに対して、
ご本人は決して喜んでおられないし、ましてや性的な表現と繋がるようなことがあればあるほど、
こういった編集盤は今後一切出なくなってしまうと思います。


私自身、こういった誤解を解こうと、河合奈保子という逸材をもっともっと世の中に広めたい!
と日々考えています。もちろん、こんなビジュアル情報もないページを読んでくださる方の中には、
奈保子さんに対して誹謗中傷をする人はいらっしゃらないと思いますが、
今後の“奈保子さんはアーティスト!”広報活動にあたり、そういった荒らし行為が
なくなりますようどうぞご協力ください。そして、隠れ名曲のコーナーがあり次第、
奈保子さんの楽曲を共にあげていきましょうよ!よろしくお願いします♪



最後に、『Jewel Box』『Jewel Box II』 に収録されていない中から
“奈保子ンピレーション”を作るとしたら・・というテーマで一つ考えてみます。
そうですねー、「I My Me Mine」とか「ちょっぴりパッショネイト」とかその頃の
シングルとしても問題ないポップな作品よりも、時間が経ってますます良さが分かってくるような
作品を優先的に79分内で選んでみます。(とりあえず、年代順に。そのうちいじるかも。(笑))

<奈保子ンピレーション:もうひとつのJewel Box>
年順 曲目 収録アルバム どんな内容? うすちゃん的“甘口”コメント
素肌の季節 LOVE
(1980.10.10)
奈保子さん版
「ひと夏の経験」
みたいなもの?
この時からシリアス路線への
上手さが垣間見えています
Twilight Dream トワイライト・ドリーム
(1981.5.10)
デビュー1年足らずの
2ndアルバムで
本格バラード
中低音に才能を感じます
マーマレイド・イブニング ハーフ・シャドウ
(1983.10.21)
大ヒット曲「エスカレーション」
「UNバランス」を含む7th
アルバム中の人気曲
何といってもコーダーでの
伸びやかな裏声ですよね!
哀しみのコンチェルト さよなら物語
(1984.12.1)
どれも名曲と筒美京平
ファンを唸らせる名盤から
Jewel〜に収録しきれ
なかった1曲
こういう上品で切なくて、
何よりパクリ論争の起きない
佳曲はシングル向きですよね
千年庭園 スターダスト・ガーデン
(1985.3.5)
前作に続き全曲の
作詞:売野雅勇、
作曲:筒美京平という
豪華アルバム。シンプルな
構成ながら深遠な作り
売野氏の奈保子さんへの想いが
分かり、この作品の評価が
大きく上がりました
FINDING EACH OTHER 9 1/2(ナイン・ハーフ)
(1985.12.12)
英語ヴォーカルによる
スティーブ・ルカサーとの
デュエット曲
洋楽通も唸る珠玉バラード
何も言わないで 9 1/2(ナイン・ハーフ)
(1985.12.12)
12thアルバムで最も
激しいビートの楽曲
歌唱も冴えています
高音のエフェクト処理と
シンセサイザーのコンビが絶妙
スウィート・ロンリネス スカーレット
(1986.10.21)
全曲自作曲アルバムの
最初を飾るアカペラ楽曲
ふんわりしたアカペラも
実に奈保子さんらしいです
クラブ・ティーンネイジ スカーレット
(1986.10.21)
同じく13thアルバムからの
やや大人っぽいバラード
歌詞カードにある
吉元由美さんのプロフィールが
最も納得できるドラマティックな1曲
10 霧の降る夕闇 JAPAN
(1987.6.24)
自作曲アルバム第2弾の
ストーリー性のある歌詞、
和を基調としたメロディー、
抑揚を控えた歌唱と
地味ながら異彩を放つ楽曲
長崎に行って10倍評価アップ
11 ミックにOKと言ってくれ Members Only
(1988.4.1)
ポップ・ロック・バンドの
ヴォーカリスト河合奈保子
といったいでたち
音程を崩してでも奈保子さんの
楽しげな様子が見えてくればOK
12 静かの海 Masterpieces
(1989.5.1)
自作曲集の新曲4曲収録
作品で唯一BOX化されて
いない楽曲
深夜のAMを彷彿とさせる
空気感がいいです
13 DEEP MONTAIN FOREST
-3RD MOVEMENT
Tears of Nature
(1989.10.1)
環境音楽ユニット
The Gentle Windとして
リリースされた努力作
奈保子自作曲の基本形
かつ極上のメロディー
14 わたしは旅人、
あなたは罪人
Calling You
(1989.11.21)
LA風のサウンド構成が
印象的なアルバムで
アップテンポな楽曲
ドラマティックな歌唱、
歌詞、メロディーどれも意外と稀
15 今日を生きよう ブックエンド
(1990.6.1)
全曲大きな愛を描いた
アルバムの1曲。男声
コーラスも印象的
後期のスパークぶりが
最も堪能できる1曲
16 さよならを言えるまで engagement
(1993.11.21)
現在のところ最後の
オリジナル作となっている
アルバム。プロデュースは
河合奈保子と吉元由美。
本人作詞曲が5曲も聴ける
歌詞にリアリティを持たせる
切ないヴォーカルが好きです
近年はオンデマンドCDが充実しています。オリジナル・アルバムも名作揃いなので、是非どうぞ!


とにかく、奈保子さんの楽曲の魅力はいっぱいありますので、よろしくお願いいたします!
全アルバムBOXならこちら!


←シングルのみならこちら! 

アルバム名曲&レアトラック満載はこちら

どちらも全曲リマスタリング、曲目リストや
チャートイン状況など他のBOXのブックレット
より、かなりお得なつくりとなっています! 


2005年2月5日 つのはず誠

関連ページ 河合奈保子CD BOX第2弾『JEWEL BOX 2』推薦ページ

トップページ  @「T」の仕事部屋 A「U」の仕事部屋 B「U」の遊び部屋

c:\homepage\usunigao.gif