CD BOX第2弾『JEWEL BOX 2』推薦ページ・プロローグ
選曲について私が感じたこと



(↑一応、反応を見たいのでAmazonにリンクしていますが、
ご自分でアソシエイツなさっている方は、どうぞご自分のIDでご購入下さい〜♪)

『JEWEL BOX 2』推薦ページはコチラ!
ここのページはあくまでもプロローグですので、作品自体を楽しみたい方は推薦ページへどうぞ!

 2006年4月、河合奈保子さんが12年ぶりの新作をi-Tunes Music Store限定で発表しました。これを機に、私の中での“奈保子熱”が
再び高まり、過去のアルバムを聴き直すことも多くなりました。そうしていると、やはり奈保子さんの作品は、詞・曲のクオリティもさることながら
80〜81年あたりの初々しい歌い方も、82〜83年あたりの誠実な歌い方も、84〜85年あたりの感情の際立った歌い方も、
86年以降のリラックスすることをマスターしたより幅広い歌い方も、もうどれも平均して優れているわけです!!(微笑)
で、うちのサイトって、隠れた名盤とか名曲とかこだわっているくせに、奈保子さんについては、全曲知っていることを前提に
妄想(笑)・奈保コンピレーションばかり紹介してるなぁと反省し、今回のピアノ作品で、“奈保子はアーティスト”だと認識された方も多いことだし、
過去の作品について聞かれたことのない方向けに推薦文を書いてみようと思いました。

それで、奈保子さんの作品を薦めるステップとして、

ステップ1:世間的な代表作をちょっと聞いてみたい人→『ベスト・コレクションI』 『ベスト・コレクションII』('93.9.21発売)
・・これ、考えたら基本在庫商品として12年以上売れ続けているのですね。す、凄い・・・。

ステップ2:歌謡番組の熱烈なファンでシングル曲を揃えたい人→シングル・コレクション『JEWEL BOX』('01.9.29発売)
または、全A面曲を収録した 『河合奈保子・しんぐるこれくしょん』('06.12.6発売)

というのが考えられますが、これらについてはアイドル関係に詳しい方々のサイトが懇切丁寧に語っておられるので、ここでは割愛します。
(↑結局、初心者に不親切かよ!(笑)いえ、そういう優良サイトで十分なのです。)ですので、本サイトでは、次のステップ

ステップ3:アルバムの曲をそこそこ聞いてみたい人→『JEWEL BOX 2』 ('03.2.1発売)

のための推薦ページを作ってみたいなぁ、と考えております。


ですが、その前に・・・この『JEWEL BOX 2』については企画や選曲に関するご批判がちらほらと見られたので、
それについて、私なりに弁護してみたいと思いました。それは、“ステップ4”以上を進んでおられる(微笑)奈保子通の方々にも、
このステップ3の立ち位置を認めてほしいからです。以下、発売までの経緯を1〜2ヶ月ごとにほぼ定期的に見ていた私が
感じたこと、考えたことを述べてみます。


そもそもBOXの第2弾の発売にゴーサインが出たのは、皆さんご存知のように『JEWEL BOX』が大ヒットしたからです。
しかし、第2弾は当初

CD2枚組+DVD2枚組の構成 (リクエスト・ベストCD+レア・トラックスCD+イメージ・ビデオDVD+ライブ・ビデオDVD)

での発売が考えられていました。しかし、01年当時はCDとDVDの均等形態での仕切り価格や再販制度の取扱いが複雑だったことや、
何より『JEWEL BOX』購入者の方からのお便りでより多くの映像・音源を発売してほしいという要望が多かったことがあり、

DVD BOX『PURE MOMENTS』('02.3.30発売)とCD BOX『JEWEL BOX 2』('03.2.1発売)

の2つに分けて発売するよう、コロムビアのご担当者さまが再提案され社内調整されたのです。
昨今のように 全音源を網羅した完全BOXがまだほとんど出ていなかった時期に、

 
CD2枚+DVD2枚 のBOXセット ⇒ CD5枚組のBOX  + DVD3枚組のBOX 

と、眠っていた優良コンテンツを大幅に増やして発掘し世に復活させたという点で、私はコロムビアさんに感謝したいです。
完全音源でのCDや完全映像でのDVDは04年以降ソニーさんが先陣を切って頑張っているので、そのムードが高まり、
いずれ奈保子さんについてもそういった機会があるかもしれません。
(それにしても、完全BOXが出たら出たで、アイドル関係のBBSでは「ソニーはがめつい、儲けすぎ!」なんて苦言が
殺到していますが、こんなことを知ったらレコード会社の担当の方がひるんで何も動かなくなってしまいます。
奈保子さんでそのような企画がある場合は是非とも建設的なご意見をどうぞ!(微笑))

 それで、CD BOXの方は、ファンの方のリクエスト(「人気曲」(disc-1)+「レア楽曲」(disc-4)の収録)に応えつつ、
奈保子さんの大きな特徴である「河合奈保子自作曲」(disc-2)、「様々なソングライター作品」(disc-3)、
「LIVEパフォーマンス」(disc-5)をそれぞれコンパイルした5つの部分で構成されることになりました。

しかし、この選曲についても、かなりファンの方のご意見を中心に選んだはずなのに、選曲発表時に
結構な数のご批判がありました。特に、批判がひどかったのは「様々なソングライター」セレクションのDisc-3
私が選曲サポートをしたということを自身のサイトで書いてしまったことで、(サポートというのは、実際は
レア楽曲のリストアップやヴァージョン違いに関する注釈が大半で、あくまでもファンのご意見中心のセレクトです。)
、ある時期「2ちゃんねる」で

「つのはず誠が勝手に初期の曲をバサバサ切って、自分の趣味を押し通した」

という記述があり、そのリンクからうちのサイトにどんどんアクセスがあった時期がありました。私は、リンク元URLから
その記述を発見してしまい、とても恐かったです。見えない誰かから、確実に矢を向けられているという恐怖・・・。
しかも、それを書いた方は、アルバム曲に思い入れのある方だから、かなりの曲数を聞いておられるのですし、
もしかすると、どこかのコミュニティで私も入って楽しくやり取りしている人なのかもしれない。
表で、笑顔で接していても、裏では非難罵倒されているのかも・・・。と、恐くなってそれ以降、
ちょっとした“ファン不信”になりまして奈保子さんの話題だけで繋がっている方とは、距離を置くようになってしまいました。


しかし、最近になって、この選曲の難しさについては単純に倍率の問題では?とふと気付きました。

私自身も、この5つのCDに分けたコンセプトは「素晴らしい!!」と大賛成だったのに、
実は自分の大好きな曲がかなり漏れてしまっています。

具体的にはdisc-2(NAOKO SELF COMPOSITION)なら
「雨のプールサイド」「クラブ・ティーンネイジ」(『スカーレット』)「静かの海」(『Masterpieces』)
「わたしは旅人、あなたは罪人」(『Calling You』)「今日を生きよう」(『ブックエンド』)の5曲

disc-3(NAOKO ALBUM SELECTION)なら
「素肌の季節」「LOVE」(『LOVE』)「Twilight Dream」(『Twilight Dream』)「追跡」「恋ならば少し・・・」(『あるばむ』)
「ちょっぴりパッショネイト」「アリバイ」(『スカイ・パーク』)「マーマレイド・イヴニング」(『ハーフ・シャドウ』)
「SECOND NATURE」(『デイドリームコースト』)「哀しみのコンチェルト」(『さよなら物語』)
「スターダスト・ガーデン」(『スターダスト・ガーデン-千・年・庭・園-』)「FINDING EACH OTHER」「何も言わないで」(『9 1/2』)
「さよならを言えるまで」(『エンゲージメント』)の14曲

です。特に、disc-3の好きな曲の漏れは、当時選曲の過程を見てきたとはいえ、
今あらためて数えてみて、非常に多いなと思いました。

ところがです!!

このdisc-2、disc-3の候補になりうる通常アルバム楽曲を単純に数えてみると、
自作曲は56曲、自作でない曲は105曲ある訳です。つまり、この2枚に関しては

disc-2(自作曲)は、 56曲の中から18曲、約3.1倍の倍率

disc-3(自作でない曲)は、 105曲の中から19曲、なんと約5.5倍


でそれぞれ選ばれているのです。

ゆえに、最初のコンセプトに従った時点で、disc-3は5曲中1曲すらまともに選べないというとんでもなく高い競争率なのです。
しかも、ご存知のように

奈保子さんは、メルヘンチックな曲はほんとに夢と希望を乗せた楽しそうな歌唱で、
マイナー調のアップテンポならキレの良いスパーク系の歌唱で、バラードなら伸びやかな歌唱で歌うのですから、
いわゆる“捨て曲”が本当に少ない。つまり、11曲に9曲も捨てるなんて容易に出来やしません

しかも、色んなファンの方の自作奈保子ベストを見させていただいても、そのセレクトは本当に大きく分散しています。
実際、リクエスト・ベストに入選したdisc-1の楽曲は有意差だったとしても、それより下位は
83-86年の楽曲が僅差で大量に挙がっていました。それだけ、クオリティの高い楽曲が多数あるのです。

さらに、このdisc-3は、「作家重視」というお題目があった為、シンガーソングライター+筒美京平+海外録音 を優先し、
さらに他の歌手には実績が多いのに、奈保子さんではシングルA面がない 佐藤準、尾関裕司作品もセレクトされたものだから、
最終的にそれ以外のアルバム曲はすべて漏れてしまうという結果になりました。

つまり、選曲が悪いとか、はたまたファンの方がワガママだとかそういう問題ではなく、
この“奈保子さんの音楽の多様性を考慮した5枚組コンセプト”自体が実は、
奈保子さんのアルバムの実績を考慮しない作りになっていた
のです。

でも、引き合いに出すのも変ですが、中森明菜さんの93年発売の4枚組BOX『AKINA』は、奈保子BOX以上にもう恐ろしく外しまくっています。
(だって「駅」「マリオネット」「予感」「キャンセル!」「雨が降ってた・・・」などファン投票でTOP20に入りそうな名曲が大量に抜けているので。)
まぁ、契約の切れたワーナーから出た数多くの明菜さんBOXはことごとく“不思議”な選曲ですが・・・。(苦笑)
ですので、奈保子BOXは、まったく聞かずして適当に入れたものとは明らかに一線を画しています。

とはいえ、自分の大好きな曲が入っていない!と悲しい思いをされた方もいると思うので、(しかも、私が別ページで全体の曲調の
バランスを考えて「潮風の約束」を提案した、ということを書いているので、尚更気分を害された方もいらっしゃるかもしれません・・)
その点は、このコンセプト自体に無理があると気付けなかった私にも落ち度があると思います。
もちろん、気付いたからと言って、既に決まっていたコンセプトを覆すだけの説得力が当時の私にあったとは到底思えませんが・・。
いずれにせよ申し訳ございません。

でも、5枚組という社内・社外を説得する上での制約を守りつつ、
ファンの最大公約数の意見も奈保子さんの魅力も取り込もうとしたコンセプト
は、
やはり私はよく考えられたものだと思っております。したがって、上記の「ステップ3」に差し掛かった方には奈保子さんの魅力が
要素ごとによく分かるBOXになっている、という点では皆さん納得いただけるのではないでしょうか。

ということで、『JEWEL BOX2』が、一般のファンの方でも手に取りやすくなるような紹介ページを作ってみました〜♪
こういったことから、一人でも多くの奈保子さんファンが増えて、いつか完全BOXも出ればいいですね!

以上、私は今後も奈保子さんの応援をしてまいりますので、ファンの皆様、仲良くお付き合い下さい。どうぞよろしくお願い申し上げます。


2006年6月1日(←日付を意図的に調整(微笑)) つのはず誠/うすいのたかし

関連ページ:再現!河合奈保子さん伝説LIVE『音の流れの中で・・・』解説ページ

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