| 【これらの作品の特長】 ☆90年代前半にデビューし、日本的な叙情ポップスからAOR、ブラック・コンテンポラリー まで幅広くこなせる実力派女性シンガーソングライターのビクター時代('90-'93)ベスト♪ ☆佐藤竹善(SING LIKE TALKING)との珠玉デュエット「A Neverfading Love」収録♪ ☆もちろん、ビクターのゴルベスならではの最新リマスタリングで音質が飛躍的に向上♪ (中古CDでのみ集めてきた人も、別作品のように楽しめます) ☆杏里、今井美樹、広瀬香美、アンジェラ・アキ、吉田美奈子、SING LIKE TALKING、 平井堅 など洗練されたアーティストが好きな方ならハマれそうな充実のベスト盤♪ |
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| 【収録曲一覧】 ☆ビクター時代の音源からタイアップ曲と特に入手困難な8cmシングル曲を中心にセレクトされています♪ ☆ドラマ主題歌としてヒットしたシングル「あの頃のように」以外は、すべて廃盤から復刻されています♪
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| 【本作品について】 ここでは、障子久美がビクター時代に発表した楽曲で構成されたベスト盤をご紹介いたします。 障子さんは、松任谷正隆が校長をつとめる「マイカ・ミュージック・ラボラトリー」出身者として90年にデビュー、 翌91年にドラマ主題歌「あの頃のように」が25万枚のロングヒット、その後ビクター在籍の93年までに合計5枚のアルバムを発表、 さらに95年からはコロムビアやインディーズなどで3枚のアルバムを発表されています。 確か障子久美と宇都美慶子がほぼ同時期に松任谷正隆プロデュースでデビューしていて、私自身も、 この二人を混同していたほど大きな記憶はなく、障子久美のヒット曲「あの頃のように」ですら、当時はTVを持っていなかった為 知らなかったほどです。しかし、その後、佐藤竹善とのデュエット曲(14曲目)が、有線で頻繁にかかっていたのが印象的で、 問い合わせてアルバム収録曲というのを知り、当時は近くの中古店もダウンロードもなかったし、どうしても手元に欲しくて 新品で買いました。(ちなみに、宇都美さんの方は、中森明菜「今夜、流れ星」の作曲から、明確に意識するようになった。) ということで、いわゆるリアルタイムでは、彼女のことを語れるほど私はよく分かっておりません。 しかし、その後アルバムを何枚か集めてみたら、凄まじく歌唱力や作曲能力の優れた人だと分かり、驚きました。 どこまでも伸びていく感じは大橋純子や岩崎宏美、八神純子を彷彿とさせるし、90年代のトレンディな声は杏里や今井美樹 っぽくもあるし、ジェットコースター的でスリリングなコード進行は広瀬香美みたいだし、AORへの傾倒はSING LIKE TALKING の女性版みたいで心地よいし、この人を「あの頃のように」の一発屋と見てしまうのは実に勿体ないな〜と思いました。 きっと松尾潔さんあたりがプロデュースしていたら、今でもヒットしそうだし、吉田美奈子さんあたりだったら、ますます 売れないかもしれないけど、歴史に残る名盤が出来ていただろうし、とにかく逸材であることには変わりありません。 それにしても、5作のアルバム内のヘアスタイルもドレッドだったり、OL風のショートヘアだったり、 ボューミーなカーリーだったりと、実に変化が激しく、これも音楽の多様性が滲み出ていますね。 話はちょっとそれますが、日本の音楽事情に拠るところなのか、世界的な通則なのか、はたまたエンタメに限らず社会の常識 なのか、私には分かりませんが、少なくとも邦楽界って、いろいろ出来るよりも、偉大なるワンパターンがある方がセールスが 安定するんだな・・って、私は10代の頃からずっと疑問だったんです。素人時代の考えだから極端な対比かもしれないけれど、 中島みゆきより松任谷由実とか、本田美奈子より中山美穂とか、中村美律子より天童よしみとか、吉田美奈子より大貫妙子とか 90年代でも様々な提供曲を歌った広末涼子よりTK一本調子だった鈴木あみとか ・・・同じ才人だとしても、後者の方が セールス的に遥かに上で、その一方で色々歌えた前者は「天才」どころか「器用貧乏」なんて酷い言葉すら与えられてしまう。 なんだか、それってとっても理不尽な気がして、これを反面教師に、私は前者のアーティストたちの音楽を貪欲に聞いてきた 気がします。(といいつつ、松任谷由実と中山美穂は中古をキッカケに全作揃えていて、好きなアルバムも多いのです(笑)) そんな僻目の私には、この障子さんの音楽の多様性がめちゃハマりで、発売から数年経っていようが、新譜と同じように 何度も聞いていました。それで、今回9月にGOLDEN☆BESTがまとめて出るという機会に、「あの頃のように」以外、 ビクター時代の楽曲はすべて廃盤という障子久美さんを、まずは手軽に入手できるベストを出しておくべきでは、とメーカーに ご提案して、それを受け入れていただき、ついでに選曲の仕事をいただきました。 シングルヒット1枚、アルバムは5枚でセールス合計20万枚弱という状況ゆえ、どう屁理屈を並べても、 「今、なぜ障子久美か??」が答えられないし、ましてやLP時代の人(これなら初CD化の大義名分がある)でもないし、 よくぞ出して下さったと思います。ビクターさんに感謝しております。でも、さすがに全曲紹介ページなど作る余力も ないだろうし、ここで私がごちゃごちゃと書いてみた次第です。 で、今回発売されてから聞き直してみたら、意外と歌詞が湿っぽいものが多くて驚きました。 突然別れを切り出され動けないとか、別れた恋人への未練が断ち切れないとか、別れたのを後悔していると嘘をついてとか、 もしも彼と結婚してたら“あの女の子”の母親は私だったのかなとか ・・なんというか女性の本音をえぐり出すような歌が 多いのです。しかしながら、音楽学校であれこれ学んだせいか、卓越した歌唱や作曲センスで、ぐいぐい歌ってしまうことで、 ドロドロ感を中和しようという作戦だったのかもしれないけれど、私は歌唱や作曲で引っ張られてサラリ聞き流していたような。 聞き込んでいたはずなのに、結婚バラード「A Neverfading Love」と再会を誓う「桜の咲く頃に」以外、歌詞をさほど 意識してなかったのです(汗)。でも、考え方を変えれば、聞き流してメロディーや歌声中心に聞いても、 歌詞カードを読みながらじっくり味わうこともできる音楽とも言えますね(微笑)。 ちなみに、今回の選曲クレジットには私が名を連ねていますが、その基準とは 「あの頃のように」と、中古店でももはや入手困難な8cmシングル曲、そして有線で人気だった「A Neverfading Love」以外は、 すべてファンの方のコミュニティ内のご意見を「正」の字方式で数えて考えました。ですので、名作と言われる 4thと5thアルバムの楽曲が多めとなりつつも、全アルバムからセレクトされています。また、お店やネットの曲目一覧で 分かりやすいように、曲順は1曲目に代表曲を置いてはいますが、2曲目以降は、すべて発表順となっています。 多分、このCDは大きく注目されることはないと思いますが(汗)、それでも今聞いても十分耐えうる良質なポップスが 詰まっていますので、一度聞いていただけると嬉しいです。まずは中古で1枚買ってみて(個人的には5thの『SCOPE OF SOUL』 がオススメ。一番売れたのは『PRIME』ですが。)、その後こちらのベスト盤をお試しいただくのも良いかと思います。 日本には、こんなに頑張っていた女性アーティストが活動していたんだと驚くこと必至です。しかも本作 のFLAIRスタジオでのリマスタリングはやっぱり最高峰で、特にキラキラ感が大きく増しています。 以上、どうぞご参考下さいませ♪ 2009年10月21日 臼井 孝(本CDの選曲・帯コピーの考案) |
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