わんこの子供が欲しい

この思いは、わんこが私の相棒になった時から常にあった。
わんこが1才の時、彼女の事をもっと知りたくてトリミングスクールに入学した。
トリマーになるのが目的じゃなかった。
訓練、犬学、獣医学等も教えてくれるのが魅力だった。

そこで判ったのは、わんこはバリバリのペットタイプ。
わんこはブリーダーさんに仔犬を産ませられる子が欲しいと伝えて迎えた子だけど、当時の私は『仔犬を産ませても問題無い子』と、『後世に繋ぐべき資質を持った子』は違うんだって事を知らなかった。
で、わんこは『仔犬を産ませても問題の無い子』。
繁殖に使えない程の欠点は無いけど、あえて繁殖に使う程の資質じゃない…。
性格も決して飼い易い方ではない。(これは育て方のせい)
自慢出来るのは飼い主には何をされても歯を剥かない事。
代々ミニピンを飼っていてブリードも経験している獣医さんに太鼓判を頂いた健康な体と骨折の心配が無い骨量。

でも、まめ一の恵美さんと、フィービーのママがわんこの子供なら欲しいと言ってくれた。

犬の勉強をするようになって素人繁殖の悲しい結果を聞いた事もある。
わんこはラインを探しても親戚も見付からない様なマイナー血統なので、遺伝疾患も心配だ。
遺伝疾患はその殆どが生後2年以内に発症する。
個体差はあるが、2歳未満の犬はまだ成長途上でもある。
生理が来たって小学生の子供に結婚が許されないのと一緒で、母犬がまだ栄養を必要とする時期に妊娠すると子供に栄養が行き渡らないし、母体にも負担が掛かる。
そんな理由で、初産の一番良い時期は2歳以上4歳未満。

2004/07/06  わんこ3歳半.。
学校も週1になったし、1年位は仕事しなくても食って行ける貯えもある。
今なら専任のブリーダーより手を掛けてあげられる。
遺伝疾患が発症しない事を確認した上で交配に踏み切った。

本当はその犬舎にいるB&TのINT.CHを予約してたのに、ブリーダーさんがわんこの血統書と骨格形成を見て薦めてくれたのはREDのノンタイ種雄(CH直仔)。
その子は友達のミニピンさくらのお父さんで、さくらは綺麗な骨格と健康な体、おまけに可愛い垂れ耳を持っている。

唯一の心配は、B&Tが出てくれるか?
私はわんこの子供ならば色なんて関係ないけど、フィーままと恵美さんは、わんこがお気に入りで、垂れ耳のB&Tが良いと言っている。
ブリーダーに確認すると、パパ犬の仔で何匹かB&Tが出ていると言う。
血統書では代々RED家系でB&T因子が入ってる様には見えないけど、B&TはREDより劣勢なので、両親共に因子を持っていないと産まれない。
小ぶりなINT.CHに未練はあったけど、種付け料が半額のREDを薦めるにはそれなりの理由と根拠があるんだろう。予定変更で手足が長いREDの男の子に交配してもらう事にする。
もし掛からなくても4歳過ぎての初産は体に負担があるかもなので今回限りの一回勝負、出血から9日目、11日目、16日目の3回掛けて頂いた。


妊娠が解るのは1ヵ月後。
掛かり付け獣医さんにはエコ-設備が無いから、近所のみなとよこはま動物病院で検査してもらう。
「初めての交配では妊娠してない確率が高いですよ。」と言われ、ドキドキしながら診察台へ。
「入ってるっぽいけど確定じゃないから来週もう一度検査します。」
次の週「入ってますね。1,2…2頭以上です。」
待ちに待った御懐妊!
早速掛かり付け先生に報告して、それから出産までの1ヶ月間は毎週2回検診に通った。「異常が無ければ電話で良いですよ」と言われて、週に2回も1銭にもならない客が通っちゃ迷惑だよなぁ、と思いながらも初めての出産が心配で、通わずにいられない。
車嫌いのわんこ、TAXIで行けば楽だけどストレスを掛けたくない。
最初の1ヶ月歩かせて通ったけど、お腹が大きくなってくると往復1時間半は歩きすぎだと先生に指摘され、片道40分を5キロ近くになったわんこを抱っこ袋に入れて通った。
いよいよ出産予定まであと5日。レントゲンで頭数確認。4頭がいわしの缶詰のように綺麗に縦に並んでいて、笑ってしまった。
後にキャンセルが1頭あったのだけど、交配時には3頭に里親が決まっていたから家に残す仔を入れてぴったり4頭!後は毛色と男女の産み分けだけだね!って無理だから…

レントゲンを見ていて不安にもなった。わんこの小さなお腹に内臓の場所が無い位に育った仔犬達。無事に産まれて来れるのか?
先生に、「入院で出産させたい」とお願いしてみた。
先生「大丈夫、充分骨盤を通ります。余程のアクシデントが無い限り、ミニピンは自力で産めます。電話でサポートしますから頑張って下さい」
わんこの様にずーっと飼い主と一緒にいる甘やかされたひゃんひゃん丸は、入院すると緊張とストレスで陣痛が来なくなるそうだ。
先生「どうしてもと仰るなら入院も可能ですが、帝王切開を覚悟して下さい。」
クレートトレーニングもせずにベタベタに甘やかしたツケかぁ…

病気でもないのにお腹を切るよりは、とわんこと2人で頑張る覚悟をした。





〜Wicked Angel〜
出産に備えて用意した物  
 
体重計 デジタル秤は高いので、ホームセンターで八百屋にあるような秤を購入。
仔犬達が多少暴れても大方の予想で量れるので重宝した。
体温計 わんこのお尻に体温計を突っ込めないへたれかぁちゃん、乳幼児用のミミッピを購入。案外正確に計れました。
アルコール
(スプレータイプ)

ミューズの除菌ウェッティ
手指の消毒用
出産時にも使ったけど、ワクチン前の仔犬を抱いてくださる方々に、ウェッティで拭いた後、スプレーで消毒してもらいました。
イソジン へその緒を処理後の消毒
産 箱 ダンボールで作りました。
産箱 と 敷物 産箱はダンボール製。子育て中に汚れたら取り替えられるように4個用意した。
敷物は1枚の毛布を開いて9枚に下ろすと18枚出来ます。
おしっこしても下のペットシーツに吸い取られて表面はあまり濡れないし、洗っても直ぐ乾くので重宝した。
カンシ
はさみ
太目の木綿糸
へその緒の処理に使います。
タオル 仔犬を拭いて刺激を与えたり、乾かしたり、難産の時に引っ張る為にもタオルは必須。
携帯電話 わんこが力んでいる間、お守りの様に握っていました。
哺乳瓶と犬用ミルク 幸いわんこの乳が良く出たので、使う必要はありませんでした。
が、使ったら可愛いショットが撮れた♪
首に付けるリボン 自分家の仔は見分けが付きます。
必要なかった。
お金と移動用ダンボール 何かあったらわんこを入れて「みなとよこはま動物病院」まで走るつもりだった。近所に良い病院があると安心。
夜中〜未明に出産する事が多いので、帝王切開を想定して現金を用意しておく。

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