他人（ひと）が何かにつまづくとき
他人が何かを訴えるとき
他人が何かを頼ろうとするとき
他人が悲しみの底にいるとき
他人が生きることの意味を問うとき
他人が生きることに立ち止まるとき
僕はその他人を支えることができるだろうか
その他人の傍らにいることができるだろうか
その他人が自分を支えてくれるほど、
僕はその他人を支えることができるだろうか

けれどその他人の傍らにいることをやめ、
支えることをしなければ、
僕はずっとそのことをしなかった自分を
悔やまなくてはならないかもしれない


自分が何かにつまづくとき
自分が何かを訴えるとき
自分が何かを頼ろうとするとき
自分が悲しみの底にいるとき
自分が生きることの意味を問うとき
自分が生きることに立ち止まるとき
他人は自分を支えてくれるだろうか
その他人は自分の傍らにいてくれるだろうか
何人の他人が自分の傍らにいてくれるのだろう
自分と他人は何を共有できていたのだろう
自分と他人は何を共有できていなかったのだろう

自分が何かにつまづいたときのためでなく、
他人が何かにつまづいたときにこそ、
自分と他人が共有できるものを大切にしていたい