2011年12月08日号

勝手にタケちゃん通信 勝手にたけちゃん通信

「広島といえば生牡蠣!、だよね?」編


11月初旬、マイレージ期限が切れるので慌ててフライト手配。
秋の広島といえば牡蠣!
いいね〜食べに行こうってことで、4人で計画したわけさ。

昔は生牡蠣なんて大嫌いだった僕だけれど、白ワイン好きに
なってからは喰う喰う。
カキフライは今でも嫌いだけれど、生牡蠣は1ダースいけますよ。笑

初日は尾道、二日目は宮島〜尾道を巡り、宮島で白ワインと
生牡蠣を企むものの誰も運転してくれると言わないので断念。
「昼からそんなにガツガツ食べてどうすんの?
明日夜、広島市内で食べなよ!」と逆ギレされシュンッ。
ずっと運転までさせられ、それってどうなんだよ...。
じゃあ、最終日の広島ステイで生牡蠣をガツガツ食べるぜ、
それは文句ないだろっ、と張り切っていたわけさ。


広島最後の夜、
白ワイン2本と生牡蠣1ダースがワシの最低ノルマだ。笑
夜6時過ぎ、Nモが目をつけていたお目当ての店に行き着く。
「今日は、ご予約でいっぱいでございまして...」
まさかの広島6時で満席...、ガーーン。
「当店の姉妹店がございますので、そちらをご案内いたしまし
ょうか?」
「そこは生牡蠣、美味しいですか?」
「当店も姉妹店も、あいにく生牡蠣は置いてないんです。焼き
ガキだけです」

えっ?


じゃあ仕方ない、他の店に行こうってことでお店探し。
外から店のメニューを見るが、どこにも「生」牡蠣の文字が見あ
たらない。
「焼き牡蠣」「酢ガキ」と書いてあるメニューを見かけても、
「生」が付かない。
20軒ぐらい歩き回って見たが、どこにも置いていない。
なぜだ?、なぜなんだ〜っ!

立ちすくむワシらに、居酒屋のビラ配り人が寄ってきたので
話してみる。
「うちの姉妹店には、数に限りはあるけれど生牡蠣置いてますよ」
30分以上ウロウロしてたので、喜んで店に向かう。
もちろん、店に入る前に僕は念を押しましたよ。
「生牡蠣まだありますよね?」
「まだ大丈夫ですよ」
うふふ。

ちょっと高そうなお座敷に通され、いや、ココまで来てもう後戻りは
できない。
白ワインは置いてない...。
もういい、我慢する。
いいから、早く生牡蠣を堪能させてくれ〜。
ビアと他の料理も注文してようやく乾杯。

ホテルを出てから1時間、ようやく広島ナイトの始まりだぜ〜っ!
アルバイトらしき女の子が、ワシらのテーブルに近寄ってくる。


「お客様申しわけございません、先ほど、生牡蠣のほうがなくなって
しまいまして...」


(ふ、ふっ、ふざけんなーーーーーーーーーーーーーっ!)
さすがに一同、落胆の表情がアリアリ。
アルバイトの子に罪はあるまい、しかし顔がこわばる僕たち。
店に入る前にも確認したのに...。
ビラ配りの兄ちゃんに念を押したのに...。


広島といえば生牡蠣!
じゃないのか...?
勝手に思いこんでいた僕らがいけないのか。
でも広島といえば牡蠣だろ!
牡蠣といえば生牡蠣だろぉぉぉぉぉっ!

本を探し回って店を探し、ようやくみんなで5個の生牡蠣に
辿り着いたのは、夜9時を回っていた。

広島といえば牡蠣、それは正解。
広島といえば生牡蠣、それは不正解。笑


今回の旅はとても勉強になったのだ。
殻付きの新鮮なものなら生で食べられると僕は勘違いしてた。

違うのだ。
海域で区別されているもの、生処理を施されているもの、
それが生牡蠣の最低条件なのだ。


ビラ配りの兄ちゃんが言ってました。
「生牡蠣は、東京に行ってしまうけん」
つまり生牡蠣は東京で食べろと。笑



東京に戻ってから1ヶ月後、広島メンバー4人で仲良く食べに
行きましたとさ。笑

 

BACK