「結婚式に出てみた」編
結婚式には出ない主義である。笑
過去に親戚の結婚式行事は出ていたけれど、出ない決定打となったのは、高校時代の友人Mの結婚式である。25年ぐらい前のことだ。
普段はワイルドさを売りにする友人Mが、結婚式で羽織袴&和傘をさして歩いていた。ドライアイスのけむりの中。笑
お侍さんっ、お前何をやってんだよ、オレたちそんなことするような生き方じゃないだろう..(笑)
頼まれてスピーチもしたが、結婚式で彼が一体何をやりたかったのか、よく分からないまま終わった。(その後、彼はもう2回ほど結婚することになるのだが...!)
以来、頼まれても結婚式には出なくなった。
喋りの達者なワシである、そりゃ友人スピーチでもしたら、それなりの話はできるから期待もされる。しかし、式というものが非日常なものだと分かっていても、もう懲り懲りなのだ。笑
当然ながら、自分の結婚式もやらなかった。
二回だけ、例外がある。
友人Y田さんの結婚式は、見事にダマされた。
「ハセガワさん、池尻友の会(=ときどき開いていた飲み会)でもそろそろやりますか?来月の最初の日曜昼なんて空いてる?」
「いいですね〜、やりましょうか、空けておきますよ」
一週間前に結婚式だと知った。笑
見事にダマされた。笑
その見事なダマシッぷりに感服して(笑)、Y田さんの結婚式に出た。
OBのSちゃんの結婚式も同じ頃だった。
彼は怒りの口調でワシにこう言った。
「タケシくんが出てくれないなら、だれを呼べって言うんだよ。タケシくんに出て欲しいから頼んでんだよ」
その怒り口調に負けて(笑)、式に出た。
以来12年以上、まったく結婚式に出ていなかった。笑
久々に結婚式に出た。
OBであり、飲み&麻雀仲間でもあり、旅仲間でもあるNモの結婚式だ。
最初やんわりと(笑)断ってみたのだが、出席するメンバーが普段の飲み仲間ばかりである。さらに四国からわざわざOBのH瀬くんも来るという。
まあこれが最後かもななんて思いもあった。
昨年に結婚式を予定していたNモだが、東北大震災の後でもあり、南相馬出身でもあったため、式を一年延期していた。
この話を聞いたときに、もう自分の主義云々でなく、本当はこの式には出ようと心の中で決めていた。
人生いつ何が起こるか分からない。
だから形だけにしか見えないことでも、自分たちが納得することをしておいたほうがいい。
やらなくて後悔するなら、やった方がいい。
人の支えを感じられることを喜べるならば、受け容れた方がいい。
今ここでの時間を感じられるなら、気持ちよく感じた方がいい。
みんなが当たり前と思うからではなく、自分たちの意志がそこにあるなら、その当たり前のことでもやった方がいい。
そして、ときにその流れに一緒に乗ってみるのもいい。
久々の結婚式、スーツは暑いね...。
でも三年ぶりにスーツ着ると、似合うな〜なんて自画自賛。笑
日常がTシャツ・半パン・サンダルなワシ。カウンセリング学会の司会するときぐらいしかスーツなんて着ないしね〜。
二次会では乾杯の挨拶も頼まれたからやっておきましたよ。
これからのOBたち、ワシを結婚式に出させるのは余程の作戦がないと困難だよ。笑
もうこれで最後かもね、たぶん...。笑
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