1999年08月22日号 勝手にタケちゃん通信 勝手にたけちゃん通信

 

「驚愕のうどん」
   
       
さて、夏休み。
田舎に帰ったのである。四国、松山までの、ほんの15時間!!の車の旅!
夜10時に出発し、なんの渋滞もなく、朝8時に明石大橋を通過し、四国入り。
松山に行く前に、まず今回の目玉「幻の讃岐うどんめぐりの旅」である。
眠い、疲れたなんて、言ってられないのである。(しかし、運転は、つらい...)
  
    
え、こんなヒトケのない所にうどん屋?えっ、山の中に、行列?
もう、びっくりの世界である。僕たちが行ったうどん屋と感想を紹介しましょう。
(基本的に冷・熱の2つ。薬味等は自分で。店によっては、セルフの天ぷらも
置いてある。値段は自己申告制)
  
 
店?名      |うどんと店 |  麺    |コストパフォーマンス   
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
中村(綾歌郡) |☆☆☆☆☆ |☆☆☆☆  |☆☆☆☆
 
とにかく、異様な雰囲気である。場所もわかりづらい。何も語らない店主。
食べ方(つゆの場所)すら、わからない。当然ながら、値段を自己申告
するのも怖い。うどん100円。2杯食べて、玉子50円、計250円。
しかし、驚異のうどんである。しっかりとしたしたコシがある。アブノーマルな
雰囲気がお好みの人向きである。
1件目ということもあったが、かなりのインパクトだった。
   
    
店?名       |うどんと店 |  麺    |コストパフォーマンス   
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
谷川(仲多度郡)|☆☆☆☆☆|☆☆☆☆☆|☆☆☆☆☆
  
知る人ぞ知る名店?である。山の中、何の看板もない。中には、女性が
3人働いている。ここは、幸せのひとときである。讃岐に谷川あり。
うどん100円、2杯食べて、玉子30円、計230円。コシの中にも柔らか
さがある。そのまま醤油をかけて食べる。ミョウガが実に効く。
うどんを毎日食べたーーいと思う人向きな、うどんである。
もう、泣きそう...。ああ、もう一度食べたい。
    
   
店名       |うどんと店|  麺     |コストパフォーマンス
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
宮武(琴平町)|☆☆☆☆ |☆☆☆☆☆ |☆☆☆
   
よれよれのうどんが、なんともいい。麺を打つおじさんが、楽しい。
探す際、看板もある。店の雰囲気も明るい。いわゆる「うどん屋さん」
である。ここのイカ天は、やっぱりうまかった。セルフの天ぷらの種類も
多く、ひやあつ(冷たい麺に、熱いつゆ)のような食べ方もある。
うどん230円、2杯食べて、イカ天、たけのこ天、計650円?
観光として、味わいたいと思う人向きのうどんである。
 
 
ディープな(この表現、気に入ってます)うどん巡りだった..。
やっぱり、おいしいね。ほんと3軒ともすばらしい。他にもまだまだ
いいとこが、あるらしい。 
ちなみに、参加メンバー4人のうち、1番好きな所は、谷川と中村で
意見が別れました。「総合ポイント」(そんなもん、つけてました)で、
「谷川」が、一番となりました。パチパチパチ。

当初の予定では1軒だけ行くはずだったが選びきれず、欲張ってしま
って3軒!! しかし、大正解!
しかも、あまりにもおいしいので、2杯ずつ、計6杯も食べてしまった。
さすがに、その後は、「うどん」の字を見ただけで、気持ち悪くなったけど..。

しかし、だがしかーし、すばらしい!
「食」としてももちろん、「生活」の中にうどんが生きてるなと思ったのだった。
日本の田舎の良さを再認識したのである。   
    
さてさて、松山に着いた僕たちは、タコ天食べ放題、エビ食べ放題(まだ
喰うのか!)。瀬戸内の島では、犬と共に遊び放題、夜空を眺めながら
砂浜でゴロゴロし放題。ほんとに、アッという間の5日間だった。
帰路は、四国から本州への3本目の橋「しまなみ海道」を渡り、尾道に
まで立ち寄って遊んでしまった。またしても、欲張ってしまった。
 
東京に来て10年。毎年毎年、たくさんの生徒や仲間を連れて帰り、実家で
のんびりするヒマもないほど遊んで、それを温かく迎えてくれる我が父と
えてくれる我が父と母に感謝、感謝なのである。

 

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