万歳三唱で送る



 8月30日土曜日午前10時、告別式にあたる昇華式が始まりました。土曜日

ということもあり、昨日よりも多くの懐かしい方々が集まって下さいました。

 私を教会に導いてくださった大越のお姉さんのお話に続いて、下垣先生のメッ

セージです。下垣先生は、私が病室で、家族や友人の言葉に、血圧や脈拍を変化

させて話を聞いていることを現したこと、パパや子供たちの心の中に現れて、肉

体の生命が亡くなっても、魂が存在し続けることを教え、26日に大母様が青葉

台教会に来られてから、安心するかのように息を引き取っていかれたとお話しし

てくださいました。

 「霊界は空気を呼吸する世界ではありません。空気を吸うように愛を呼吸して

生活するところです。愛があるところにおいて、時空を超越していつでも交流す

ることができます。敏江姉は埋葬されますが、今後自由な立場で神様のみ旨を進

められ、家族とともにおられることを確信いたします」。

 昨日よりも、さらに感動的なお話で、パパと子供たちは大きな拍手をしました。

 司会の小柳社長は、「長年、昇華式を見てきましたが、昇華式で拍手を聞いた

のは初めてで、それだけ、敏江姉の勝利された世界がこの拍手を引きおこされた


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のだと思えてなりません」とありがたい言葉を語っていただきました。

 昨晩、福岡から駆けつけてくれたトミ子さんは、徹夜で私の遺体の前でお祈り

して下さいました。トミ子さんの挨拶が始まりました。

 「敏江お姉さん、今日は喜びの昇華式おめでとうございます。私が最初に敏江

お姉さんにお会いしたのは、31年前新潟でのことでした。新潟市内のデパート

の前で後ろから、今幸せですか?と声をかけられ、えっと思って後ろを振り返る

と笑顔のすてきなお姉さんが立っていました。私はお姉さんの笑顔に引かれて教

会について行きました。その後も私が挫けそうになった時、お姉さんはいつも暖

かい笑顔で私を励ましてくださいました」

 そして私のことをとても立派に紹介してくださった後、明るく「おめでとうご

ざいます。お姉さん、元気で行ってらっしゃい」と言ってくれました。

 「さすがトミちゃん。パパから私のことを聞いていなかったのに、天国に登っ

て行こうとしている私の状況が分かってくれたのね。ありがとう」

 昨日と同じように、このあと子供たちによる「お母さんを天国へ送る言葉」と

なりました。

 子供たちは思いを込め、堂々と語りだしました。


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お母さんを天国に送る言葉

長女  お母さん、大好きなお母さん

    お母さんは、おちゃめでこっそりプレゼントを買っては

    人を驚かせることが好きでしたね

    8月16日突然倒れた時はびっくりして

    何が起こっているのか全然わかりませんでした。

    これは夢であって欲しい、そんなばかなと涙と悲しみの中に

    ありました。

    でも、神様はそんな私たち家族に光を示してくださいました。



次女  8月17日夕方、病院に下垣先生と小柳社長が来てくださり、

    「何の心配もいりません。神様が守ってくださいます。

    奇跡が起きます。8月26日には韓国から

    すばらしい先生が来てくださいますし、

    何が起きるか分かりません」と語っていただきました。

    その瞬間、さっと霧が晴れるように私たち家族の心が変わりました。

    何の不安も無くなり、お母さんは大丈夫だと確信することが


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    できました。



長男  その時から、私たち家族はお母さんの

    姿をいつでも思い浮かべることができるようになりました。

    その姿は、若くてとてもきれいで笑顔がすてきなのです。

    霊界があり、永遠の命があるとは教えられていたのですが

    この時、はっきりと確信できました。

    これは、神様と大母様から我が家に与えられた第1の奇跡でした。



                                   長女  病院には、お母さんとお父さんの親戚の方や教会の方々が

    駆けつけてくださり、たくさんの励ましをいただきました。

    その気持ちが本当に嬉しくて、勇気づけられました。

    そして、毎晩7時に病院に来てお祈りしてくださる

    下垣先生を通して、神様が私たち家族に必要なみ言葉を

    語ってくださっているのが実感できました。

    私たち家族は、今まで神様の願いから離れていたことを


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    一人ひとり泣きながら神様にお詫びしました。



次女  自分のお母さんが、逝ってしまう悲しみにぶつかった時

    人類の親である神様が、毎日何万人、何十万人という自分の

    子供を失っていく悲しみや、ご父母様がお子様を失われた

    悲しみを、ほんの少しですが理解することができました。

    お母さんが、このまま霊界に逝ってしまっても

    悲しまないという気持ちに、家族全員がなりました。

                                    

長男  私たち家族が悔い改め、ひとつの信仰にたち帰れたのが

    神様に与えられた第2の奇跡です。

    毎晩行われる我が家での、40拝敬礼と祈祷会、訓読会は

    我が家でもっとも楽しい時間となりました。

    天運石とご父母のお写真も集中治療室におかせていただき

    いっさいの悪霊が近寄れない環境ができあがりました。


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長女  8月24日、おばあちゃんも青葉台教会の聖日礼拝に参加

    していただき、聖酒を受けさせていただきました。

    これが第3の奇跡です。

    ママの実家とパパの実家の人々にも、8月26日と27日の

    大母様の役事の時間、先祖の問題解決と救いのために

    祈っていただくことをお願いしました。

    お父さんや、アメリカのひろこ姉さんの思いの中では

    大母様がお母さんの病室で、にこにこしながら

    お祈りしてくださっている姿が何度も浮かんだそうです。



次女  大母様の役事は、もう始まっている。あとは私たち

    家族が命がけになって、自分の家族のためではなく

    神様の栄光を表し、氏族復帰を進めるために

    お母さんは私たちが必死になってよみがえらせるのだ

    という決意となりました。

    8月26日午後4時に青葉台教会で、家族そろって大母様


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    からのみ言葉を受けさせていただきました。また私は

    2世代表として花束を贈呈させていただきました。

    お母さんのことは、責任者を通して大母様に詳しく

    報告していただいてあり、私たちはとても安心する

    ことができました。



長男  その26日午後6時すぎ、病院から緊急連絡があり

    あわててかけつけると、血圧も低く、脈拍も不規則で、顔色も白く

    なっていました。「お母さん、ここで逝っちゃ駄目だ」

    みんなでいっしょうけんめい、お母さんの体をさすり

    ました。

    下垣先生もかけつけてくださり、お祈りしていただきました。

    午後7時52分、お母さんは息を引きとりました。

    お母さん、偉い、よく26日までがんばったね。



長女  その日の夜、お母さんをお家に連れて帰りました。


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    教会の式服に着替えさせ、お化粧させました。

    その笑顔は、おちゃめでとても嬉しそうで

    「ママはここまでやったよ、みんなには出来るかな?」と

    でも言いたそうな顔で、家族全員で笑いだしてしまいました。

    そしてお母さんを入れて記念写真をとりました。



次女  おちゃめでかわいいママは、本当は倒れて数日の

    命だったのに大母様が来られる26日までがんばって

    私たちにとても大きなプレゼントを残してくれたのです。

    これが、神様と大母様の第4の奇跡です。

    地上ではかなえられなかった家族のハワイ旅行。

    私もお母さんのようにがんばって、霊界にいったら

    家族そろって宇宙旅行に連れて行きます。



長男  第5の奇跡は、これから私たち一人ひとりが

    作りあげていきます。


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    お母さんのプレゼントに負けないような勝利を

    勝ち取りますから、見ていてください。



全員  お母さんは、いつも一緒に生きています。

    にこにこしていて、とても若くてきれいなお母さんが

    そばにいてくれます。私たちは、こんなすばらしい

    お母さんの子供であることを誇りにし、

    神様のためにいのちがけでがんばるからね。

    お母さん、いってらっしゃい。



 「パパ、とても素晴らしいわ。子供たちの気持ちが素直に入っていて感動的。

こんな文章を書けるなんて、やはりパパだけあるわ」

 「ママ、この文章はね、神様に教えられて一挙に書かされたんだよ。パパが

書いたんじゃない。あらためて神様の素晴らしさが分かるね」

 川口の叔父さんは、この時の感動を後で次のように書いて送ってくださいまし

た。

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 「あなた方の赤く、赤く燃える心に

  明るくきらきらと輝く瞳に、

 敏江さんの綺麗な明るい笑顔が映っています。

  いつまでもいつまでも一緒に 健やかにお過ごし下さい」

 続いて祝歌、アメージンググレースです。初めにパパがこの歌の英語の歌詞の

意味を説明し、パパのオカリナと子供たちの歌声が、教会堂に静かに響いていき

ました。



    驚くべき主の恵み なんとやさしい響きだろう

    こんなみじめな私をも救ってくださった

    かつて私はうしなわれ そしていま見出された

    かつて見えなかったものを 今や見ることが出来る



    この肉体と心が朽ちはてて 私のいのちが終わるとき

    私は 喜びと安らぎのいのちを宿す


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    われらは永遠のいのちとなり 太陽のように輝く

    主をたたえる歌は 始まってから絶えることがない



    Amazing Grace, how sweet the sound

    That saved a wretch like me

    I once was lost, but now am found

    Was blind, but now I see



    Yea, when this flesh and heart shall fail
And mortal life shall cease,

I shall possess, within the veil

A life of joy and peace



    When we've been there ten thousand years

    Bright shining as the sun


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    We've no less days to sing God's praise

          Than when we first begun


  ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ アーメン


 歌が終わると、今度は皆様が大きな拍手をしてくださいました。

 続いて献花、焼香の時間となります。ここで、お祝いの電報やメールが読みあ

げられました。



 成約聖徒の昇華はこのように多くの食口たちに恵みを

                  共有させていただきながら、進んでいくものなのかしらと、

 酒井さんの送って下さるメッセージを拝読させていただきながら

 感動いたしておりました。

 家族のみなさんはもちろん、おおくの食口たちをも

 心情的に昇華させるのですね。

 悲しいけれども、清々しさがあふれる素晴らしい昇華式を

 なされると確信いたしております。

 直接、参加できませんが心よりご冥福を祈りつつ、


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 霊界での活躍を期待してやみません。

 家族の皆様におかれましては、お父さんを中心に

 強い結束がなされたこと、確信してやみません。

 酒井君、今まで以上に敏江さんはあなたと共にいると思います。

 大きく支えてくれること間違いありません。

 心から感謝と喜びで敏江さんをお送りいたしましょう。

                        増渕はる美



 酒井敏江姉御昇華の報告を頂き、真に感謝申し上げます。

 文興進様が絶対信仰で神の日を勝利して越えていかれたことを思い出します。

私たちも毎日、大母様がこられる26日までは最低延命させていただきたいと

お祈りさせて頂いておりました。酒井家と神奈川(横浜)と日本を文興進様と

大母様に連結する為に霊肉の凄まじい戦いを勝利して今日という日を迎えられ

たと思いました。

酒井敏江姉の神様と天地人真の父母様への絶対信仰が肉体の限界をはるかに超

えて今日の日の役事をもたらしたと思います。今日の日を私たちは忘れません。

                 T M


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敏江さんはきっと、地上でいつもそうであったように、

霊界でも、にこにこ微笑みながら、熱心に霊人達の話を聞かれながら、

神様と真の父母様を証しされて活動されること間違いありません。

地上のご家族やご親族をいつも協助され、

地上の摂理の進展に大きく貢献されると思います。

微笑みを教えてくれた敏江さん、有り難うございました

ご家庭の上に神様と真のご父母様の導きが永久にあることをお祈り致します。

                            田中 勉



 生前に敏江姉が尽くされた神と真の父母様への忠孝心、人々への限りない愛、

そして、ご家族への慈しみの心情を讃え、誠実で素直な、神からも人からも愛さ

れた姉妹の、霊界での御活躍と永久のご多幸をお祈りいたします。

霊界と地上界がこんなにも近く明らかになった今、敏江姉は誰よりも御主人様と

お子様に協助され、いつも共におられることを確信いたします。

酒井兄、こよなく奥様を愛しておられたあなたのことを案じられてなりませんが、

そのことは敏江姉がよくご存知でいらっしゃるから、如何なる時も

あなたとともにおられ、心をひとつにされておられることを実感され、この哀しみ


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を時間がかかるでしょうが、乗り超えられますように、お祈りいたします。

                          岡本美恵子



 電報とメールは全部で35通いただきました。最後にパパの挨拶です。パパは

昨日の私からのメッセージを書いたメモを見ながら語りだしました。

 「実は、昨日献花焼香中に、家内の思いが強く感じられて、あわててその内容

をメモしました。その家内からのメッセージを伝えさせていただきます。



  お集まりいただいた皆様、私は今とても喜んでいます。私が今向かっている

世界は、とても考えられないような素晴らしい世界です。ですから、悲しまない

で喜んで送ってください。

 私は統一教会に導かれて、この世界を救うために神様から遣わされた救世主、

文鮮明先生のご指導を受けながら生涯を送ることができたことを心から感謝申し

あげます。

 統一教会に来たことで、お父さん、お母さん、清江さん、裕子さん、達郎さん、

いろいろご迷惑をかけてごめんね。

 でも文鮮明先生のおひきあわせにより、パパと祝福を受けさせていただき、3

人の子供に恵まれて本当に幸せでした。


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 もともと高血圧という持病を持っていましたが、今回の急病は、先祖の霊界の

背景の清算という意味もありますが、それ以上の不思議な意味と役割を持ってい

るもののように思われます。

 急に旅立つことになり、皆様にはご迷惑をかけてもうしわけありませんが、私

はとても嬉しく喜びに満たされて旅立とうとしています。

 私が向かっている世界は、とても考えられないようなすばらしい世界です。私

が統一教会に入って祝福を受けなかったら、こんなにすばらしい世界に入ってい

くことはできませんでした。どうか皆様も、統一教会の教えを学び、祝福を受け

てくださるようお願いいたします。



 家内はくも膜下出血で16日に突然倒れ、それから丸1日、私たち家族は神様

を忘れ、絶望と悲しみのどん底の中にいました。神様を恨むような気持ちさえあ

りました。でも次の日の夕方、下垣先生が来てくださり、「神様の目的は奥様の

命を奪うことではありません。奥様は亡くなりません」と語ってくださり、子供

も私も急に霧が晴れたように、何の不安も無くなりました。

 霊界があるんだし、家内はどこかに行くわけではないんだ。地上の命が無くな

ったとしても、神様のもとに行くのであり、家内はいつも家族と一緒にいるんだ

と感じられるようになりました。

 家の中にも、家内がいるという気配が感じられるんです。時には私の体の中に

入っているようにも感じられます。それが、とても若くてきれいでにこにこして

いて、えっ!家内はこんなにきれいだったかなと思うほどなのです。


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 本当は16日に倒れて数日の命と言われたのですが、神様の奇跡によって家内

は26日までその生命を保ち続けることができました。そして最後に大母様に連

れて行っていただいたのだと思います。大母様からは、何の心配もいりませんと

語っていただきましたし、この10日間に実に多くの神様からの恵みを与えてい

ただきました。

26日に息を引き取った時、私たちは「お母さん、よくがんばったね」と本当

に感謝しました。家内もこんなふうにして昇華できたことをとても誇りに思って

いるようで、ニコッとしていて笑顔がとてもすてきでした。それで私たちは家内

と一緒に記念写真を撮りました。この後、みなさんもぜひ家内の笑顔を見てお別

れをしていただき、最後に万歳三唱で送ってやりたいと思います」

 パパの挨拶の後、棺を開けて最後のお別れとなりました。パパと子供たちは、

昨日夜私に書いてくれた手紙を私の胸の上に置きました。

 忙しくてなかなかみ言葉を読めなかった私が、ゆっくり読めるようにと、何冊

ものみ言葉も棺に入れてくれました。

 子供たちは「ママ、良かったね。すばらしい昇華式だね」と喜んでくれて、パ

パは私と子供たちが入った写真を撮ってくれました。喪主がカメラマンをやるん

ですから、変わった家族です。でもそんなパパが私は大好きです。


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 お見送りのみなさんは、お花を棺に入れながら、「とてもすてきな笑顔ですね」

と喜んでくださいました。棺はピンクの花一杯になりました。

 「みなさん、ありがとうございます」

 最後に下垣先生のお祈りの後、万歳三唱と拍手での出棺となりました。

 パパの車に乗せてもらい、次女と長男が乗り、他の車とともに関越自動車道に

向かいます。車の中で、次女はもう一度、私の化粧を直してくれました。

 「ねえパパ。ママの顔はなんか神々しくなってきたね」

 「そうだね、皇族という感じだね。驚きだね」

 お昼近くに出発した時は晴れていたのに、尾瀬霊園に近づく頃には雨が降って

きました。パパの妹夫婦とパパのお母さんが新潟から直接駆けつけてくださって

いました。昇華式の意義を連絡していたわけではないのに、お母さんはお祝いの

赤飯を炊いて持ってきてくださいました。パパが驚いて「なぜお祝いだと分かっ

たの?」と聞くと、「母親だから分かるんだよ」と語られました。本当にありが

たいことです。

 尾瀬霊園のチャペルで埋葬のためのお祈りと式をあげました。ここでは、拍手

で霊界に送り出す式次第となっています。パパは昇華式の時、万歳三唱と拍手で

送っていただいて正しかったと確信しました。


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 いよいよ埋葬です。外に出ると心配されていた雨は止んでおり、小柳社長は

「敏江さんの働きだね」と語られました。

 5mくらいの深さの穴が長方形に掘られていて、そこにゆっくりと棺を下ろし、

花束を投げ入れてから土をかけていきます。最後の盛り土は、パパのお兄さんが

農家の本職ぶりを見せてくれて、みなさん、大感動でした。パパの妹さんは、私

がコスモスの花が好きだからと、沢山のコスモスを新潟から持ってきてください

ました。パパのお母さんは池坊のお花の先生で、最後にお花をきれいに飾りつけ

てくださいました。すべてが終わった時は、もう暗くなっていました。

 車に乗って尾瀬霊園を出発しようとした時、先頭の車が止まり、みんな車から

降りて空を見つめています。尾瀬霊園の空に向かって、ピンク色の煙のような雲

が立ち登っていたのです。

 「パパ、すごいね。ピンクの雲がまだ登っているよ」

子供たちも感動してこの場を動くことができませんでした。

 一人の魂の昇天を、神様が目に見えるように演出してくださったのだと思いま

す。


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