第22章 サタンが見せる虚像


サタンの得意技をご存知ですか?サタンは、私たちの心を不安にさせ、疑心暗鬼
にさせ、実際は違うこと、ないことを恐ろしいことが起きているかのように見せ
るのです。

私は皆から変な目で見られている。
私は悪口を言われているみたいだ。
仲間はずれにされている。
夫から疑いの目で見られている。
子供から嫌われている。
アベルから駄目な人だと思われている。
このままだと大変なことになってしまう。どうしよう?
これはとんでもない大問題で私の生きる道はない。
何か悪いことが起きそうだ。

と思いこまされ、

教会にはもう行きたくない。
夫と一緒にいるのも嫌。
この道は正しいけれど、私はどうしようもない罪人で、もう歩めない。
という具合に追い込まれてしまいます。これでにやりとしているのがサタンなの
です。

いかがですか?何度もそういうふうに追い込まれ、負けてしまい負けぐせがついて
いませんか?こうなると、とても戦う気力がなく、戦う前から戦線離脱となり、
サタンは大笑いなのです。

ところが、相手は夫でも、いやな仕事相手でも、嫌味なアベルでもなく、背後で
あやつっているサタンだとわかると、戦い方が違ってきます。
よく祈り、神様にその場を守ってもらいながら、相手からサタンを分離させます。

どんな人も神様の子、サタンですら神様のもとに帰りたいという本性を持っている
と信じて、神様がその人にどう語るだろうかと祈りながらその場を作ると、相手
からサタンが分離します。相手の本性はこちら側に来るようになりますから、恐
ろしい問題だと思えていたもの、虚像が全部消えていきます。そしてあっけない
ほど簡単に道が開けるのです。

恐ろしい巨大な戦闘兵器に見えた存在に、愛の正面攻撃をかけると、紙でできた張り
ぼてであり、赤ん坊でも壊せるような虚像であったことがわかります。
実際は相手は何の悪意も抱いていなくて、別のことを考えていて言葉が不適切であっ
たり、体の具合が悪くて気難しい顔をしていたり、仕事のことで頭が一杯で、全然悪意
がなかったというのが真実の場合が多いのです。

逃げるとますます大きく見えてしまいます。早いうちに正面から正攻法でいきましょう。
サタンは愛の減少感のある人にそっとしのびより、その心をあおるのです。
まず自分の家庭、職場の足元にサタンが侵入されないように、気くばりをしていきま
しょう。そしてサタンを見破りましょう。最近このことに気づいたある婦人は、
「サタンにはシッポがあるとはっきりわかりました。戦う時は 準備をして冷静に臨む
必要を学びました。サタンがわかると人生が変わります。」とメールを書いてきました。