たけし ぼやき日記 WILLING
2005年02月編 2005年02月01日(火) 「全ては自分から始まる」 コラム みんなの街と呼べる場所が少なくなった。 いろいろな事情の人や、多様な建物と自然が混在する場所が存在できなくなった。 何かちょっとしたことでも起これば、すぐに排除しようとする。 何かちょっと変わった人がいれば、フツウじゃないと敬遠する。 周りに暖かい、混在するモノたちを許容する街が姿を消してゆく。 このままフツウだけが認知されて、フツウじゃないモノが隔絶されていくのだろうか。 他者を許容する力がなくなってしまっている自分たちに対して鈍感に生きてゆくのだろうか。 ウワサ話で他者を拒絶し、自分の周りだけを固め生きてゆくのだろうか。 自分が生きていくことだけで精一杯な社会に背を向けよう。 自分が生きてゆくことだけで精一杯な自分に背を向けよう。 全ては自分から始まる。
2005年02月02日(水) 「心はきっと伝わるよね」 WILLING 都立高校推薦試験の合格発表が昨日あった。 毎年この都立推薦は高倍率で、受かればラッキーともいえる受験である。 5段階の通知票だけでなく、授業態度などの観点評価、面接などから合否判定方式となる。 WILLINGからは受験校実質平均倍率3.9倍、各希望校に7人が受験した。 合格発表日、朝から電話を待っていると、今年は3人も合格してしまった。(^-^v 合格した3人に限らず他の4人も自分の生き方を考え、自分にテーマを見つけた日々でもある。 ぶっちゃけ、WILLINGでやる面接練習は本人の生き方を模索する難しいテーマ演習でもある。 自分の心の骨格が見えてくるまで何度も考え、何度もやり直してゆく作業でもある。 中学生や高校生たちと関わっていると、学校や日常に押し流されないことの大切さを感じる。 自分がどのように生きたいか、自分はどんな大人になりたいか。 自分の心の骨格を養うことの大切さが、これからの彼らの生きる道となりえるのだ。 カウンセラーとしての視点から、社会のことや自分を生きることを今まで伝えてきたつもりだ。 少しは伝わったかな?、伝わったモノが少しずつ膨らんで欲しいな、そんな日々なのである。
2005年02月03日(木) 「しゃべり方を忘れないでね」 WILLING ビデオで授業を受けるという予備校に通う浪人生が相談にやってきた。 自分の行きたい時間に予備校に出かけ、自分の受けたい授業ビデオを選んで勉強するという。 教室には個人用のブースが並び、ヘッドホンをして授業を聞くらしい。 人との会話がなく、「しゃべり方を忘れてしまいました」とちょっと寂しそうに笑って言った。 学力を養うことは必要だけれど、地方から一人暮らしではこのシステムはつらいだろうと思う。 初対面だったけれど、でいろいろなことを話して帰ってちょっと一息つけれたかな? 最後までフルネームも連絡先も聞かずに、ずっと話していた1時間だった。 しゃべり方を忘れないように、また時間があったら話に来てくださいね。(^-^)
2005年02月04日(金) 「毎度遅刻のテニス」 日常 ようやく浪人生K太郎の受験もあと1日、ゆっくり時間を過ごせるようになった。 車で15分〜20分ぐらいの用賀で、金曜は朝9:30からテニスだ。 朝8:30に起きて速攻着替えて出かければいいのだが、空を見るとなぜか洗濯がしたくなる。 さらに普段なら見過ごしそうな片づけもしたくなる、ネットも見たくなる。 タイミングの悪いときには、相談電話が入り、さらに時間に追われる。 「ゲッ!、もう9:20じゃん!早く出ないと!」 毎回15分の遅刻をくり返す懲りないワシなのであった...。
2005年02月05日(土) 「迎え酒はできませんえん」 日常 カウンセラー仲間のT女亭での宴で、二日酔い克服方法の話になった。 ポカリ、カルピスなど飲み物系がやはり多いのだが、迎え酒だという人もいた。 酒豪のワシですが、朝からお酒飲むなんて無理ですばい...。 迎え酒を英語で言うと「The hair of the dog (that bit you.)」 直訳すれば「(あなたに噛みついた)犬の毛」 犬に噛まれたとき、その犬の毛を焼いて塗れば治るという迷信から来ているらしい。 犬って英語ではあまり良い表現には使われていない。 「A dog's life(みじめな生活)」、「Don't be a dog!(卑怯なことするな!)」 もちろん、うちのラッちゃんパティーちゃんは、そんな犬ではありませんえんよ〜。
2005年02月06日(日) 「サプライズという名の実力」 日常 サプライズな出来事が三つ起こった。 土曜日と日曜日、万馬券を立て続けに取り、3月の旅行代が軽〜くできてしまった。 できちゃった旅行だ。(^-^v まあサプライズと言わず、頭脳派プレーの実力でもあるのだが〜! さらに日曜の朝、体重を測ると91.7キロ、またしてもタケシ世界記録更新だ。 これまたサプライズと言うより、まさに食欲の実力発揮なのだが〜!!(^-^; もう笑うしかない、笑うしかなーーーーーーーーい! そんな今晩の食事会おでん@WILLING、かなりの量を作りすぎてしまった...。 でかいダッチオーブンに作ったのだが、高校生たち4人が全部食べていった、ありえない...。 おでんの他にも鶏オーブン焼きバルサミコソースやショートパスタサラダ、ボイルソーセージ。 さらにはタケノコの炊き込みご飯、揚げ餅などなど全て食べ尽くしていた...。、 いいよな〜、どんなに食べても太らないヤツラって...。 サプライズという名の、これも年齢という実力か...。 中身3層になって、下にはじゃがいもや薩摩揚げなども入っている量なのに...。
財布が壊れてからもう2ヶ月が経過しようとしている。 以前の財布があまりにも使いやすかったので、新しい財布を買う気になれない。 真ん中ファスナーでカードが両側に入るストレート型を探しているのだが、全然見つからない。 以前買ったロフトに足を運んだが、もう置いていないらしい。 そりゃ、ロフトバーゲンで1000円で買ったヤツだもんな〜。 韓国旅行中、屋台でプラダの同じ型を見つけたがコピー物でも6000円もする。 ブランドに興味もないし、財布はよく落とすからな〜ということで買わなかった。 そこで考えた、Kウ子だ!、中国との貿易で忙しい彼女なら中国で買ってきてくれるに違いない!
Kウ子はウクライナにチタンを1億買い付けに行くと言って5分で去っていった。 カッコいいぞ、仕事できる女! そんなカッコよさで、ウクライナで財布買ってきてくれ〜、2000円以内でお願い...。
2005年02月08日(火) 「スノボー恐怖症」 日常 3月の送別会の話もチラホラ、もうすぐ春が近づいている。 遊園地は毎年の定番だけれど、スノボーって...、えっ?スノボー?! スノボー界からキレイサッパリ足を洗ったアッシにはなんのことだか...。(^-^; ふうむ、スノボーか〜、テンエイティーやって骨折してから怖いんだよね。 なんてね〜、テンエイティー(1080度回転)なんてできるワケないだろっ! ふうむ、スノボーねえ...。 ブーツ履くときにかがむと、お腹の肉が邪魔してつらいんだよな〜...。(泣)
2005年02月09日(水) 「寝不足は禁物」 WILLING 明日から高校私立一般受験開始である。 ようやく火が点いたのか、あわてて勉強の質問駆け込み寺...。 あせる気持ちも分からなくはないけれど、寝不足にはならないようにね。 前日はしっかり寝て、試験会場では頭がしっかり働くように! 試験がんばれよ〜!
2005年02月10日(木) 「2・10=ニートの日(なの?)」 日常 DMで「第1回ニート祭」の案内が来ていた。 「ニート・ウォーク2005」で第1部は渋谷から早稲田まで歩くらしい...。 「語り倒しちゃう?ニートのこと」第2部は参加費1200円。 参加費1200円払うニートがいるのか、かなり疑問。 自分の出発点を探そうという主旨で開かるというニート祭、気持ちを支援することには賛成だ。 けれど果たして「ニート」と呼ばれることや、体制に対して受け身でいいのだろうか。 つまるところ、ニートなんて言葉、政府が税金確保するためにマークする人物用語にすぎない。 自分を生きることに対して、作られたカテゴリで語られる必要なんてない。 ニートなんて呼ばれることに動揺しないで、自分の道を見つけて欲しいと思うのだ。
2005年02月11日(金) 「祝電」 WILLING さらなる駆け込み寺状態だった浪人生の受験。 みごとに二つの大学へ合格となった。 この3週間、日数的には短くても、感じる時間的には長い道のりだったな〜。 土日も関係なく、毎日ずっと朝寝坊と闘いながらもよくがんばった〜。 何度も電話してたたき起こし...、勉強方法も効率の良いモノに変え...。 WILLINGとしてできることはやったという実感も手伝って、とてもうれしかった。 大学の名前なんてもう全然通じない時代、使えない社員が増えた会社は分かっている。 自分に何があるか、自分が何をしてゆくかで決まるだろう。 自分の中にある鎧のための学歴主義と訣別して、自分というボディを作っていこうね! これからのキミに期待しているよ!!
2005年02月12日(土) 「カラーズwithオヤジダンサーズ」 日常 新宿にてカラーズお笑いライブ、「生きるゲーム with オヤジダンサーズ」 カラーズのメンバーとは10年ぐらい前、某BARで一緒に飲んだときからのつきあいになる。 初ライブ以来、音楽と芝笑い(芝居+笑い)が楽しくて毎回公演に出かけている。 最近ではメンバーの若林さんが一人三分間クッキング映画編をライブに入れるのが定番だ。 映画音楽と共に、一つの映画を3分間でパントマイムで全て演じきってしまうのだ。 過去に「タイタニック」「千と千尋の神隠し」「エクソシスト」が一人上演されすごくおもしろかった。 だが今回は嫌な予感がしていた...。 最近映画を観ていないし、最近の大ヒットといえば「世界の中心で愛を叫ぶ」だ。 セカチュー、DVDソフトを高校生から借りるハズだったが、我が家にはまだDVD機器がない。 そして今日のライブ、予感はみごとに的中し「セカチュー」上演会だった。 だれかー、助けてくださいーーーい!!
2005年02月13日(日) 「自分から○○を取ったら何が残るだろう?」 コラム 何かが嫌になったり、今の自分が疎ましく思えたりするときがある。 周りがだれも理解してくれない気分になったり、みんなの居る所が苦痛なときもある。 無頓着に騒いで周囲のコトが目に入らないぐらい気分絶頂のときだってある。 自分自身を満喫し、今の自分がとても幸せだと感じるときだってある。 自分を振り返って「自分から○○を取ったら何が残るだろうか」と考えてみるのはどうだろう。 自分に自信がなければ、○○に入る言葉を見つけることが難しいかもしれない。 言葉を見つけることは、今までの自分自身の努力を再確認することでもある。 再確認された言葉をかみしめることができたときにこそ、初めて自分の壁を見つけるだろう。 「自分からこの○○を取ったら何が残るだろう...」、と。 自分を見つけたうれしさと、取った後に残るモノがない自分への寂しさが同居するかもしれない。 他にも自分を表現する言葉が確認できれば、自分に充実感を持つことができるかもしれない。 自分を表現する言葉を複数もつことは、自分への自信と精一杯生きている証でもある。
2005年02月14日(月) 「音楽を待ちながら歩く10分」 日常 確定申告のため、朝8:50三茶にある青色申告会に到着。 9時からなので余裕だろうと思ったら...すでに15人待ち。 あと5分早ければ1巡目だったのに...、てことで1時間半待ち〜。 10時半、ようやく税理士さんの指導のもと確定申告の書類作成して11時半に終了。 疲れた...、何が疲れたってそりゃ、分かんない言葉だらけで意味ぷーーですがな! あとは自分で清書して届けるだけ、しかし自営業は毎年たいへんですわ...。 帰り道、ツタヤの前を通るとき閃いた! この疲れは音楽で癒さなければいけませんばい、音楽ですばい、そうですばい!! CD10枚借りて書類の入った重いカバンと共に池尻へ、冬の青空を眺めながら歩く。 確定申告の書類も一段落し、音楽を聴きたい気持ちを抑えつつ歩く10分の道のり。 なんだかとても充実感のあるウォーキングだった。
2005年02月15日(火) 「公園テニス予約の厚い壁」 日常 毎月15日〜18日は、世田谷区テニスコートの予約日だ。 2ヶ月先のテニスコート予約が一つのグループにつき最大5件まで予約できる。 そろそろ春のニオイがしてきたので、テニスコートの予約をしようとネットで見てみた。 ...土日はかなり倍率が高い、すでに予約が10倍以上の時間帯もある。 絶対おかしい怪しい、アヤシイ&オカシイ、ていうかズルイ、セコイ! 分かっているのだ、ワシは耳にしているのだ〜。 世田谷公園をナワバリとする○○軍団がいくつも申し込んでいるという噂を。 彼女たちは同じ軍団で複数のグループカードを持ち合い、コートを多量に予約しているらしい。 20日の抽選後には、自分たちでチョイスし、不要な時間を取り消しやドタキャンするのである。 キャンセル料無料にしているから、そんなズルい作戦が通るんだよな〜。 公共の施設だからね、キャンセル料は微妙な問題、でもな〜、ズルイ社会だよな〜...。 コート取れない者のヒガミなんでしょうかね...。
2005年02月16日(水) 「兄弟は味覚が似る!?」 WILLING 冬期ゼミの打ち上げに焼肉を食べに行ったときのことだった。 お皿に盛られたキムチを見て、中3のK太がつぶやいた。 「キムチって名前聞いたことあったけど、初めて見た!」 マジ?!、キムチって日本の公民権を得ているものだと思っていた〜。 お約束のように、一口食べて「辛っ!」と叫んでいた。 そして今日、弟のR司がやってきたのでそのときのキムチ話をしたら、 「昨日、家の冷蔵庫にありましたよ、お兄ちゃんが食べてましたよ」と言っていた。 前回の焼肉以来挑戦中らしく、R司も今回初めてキムチを見て家で挑戦中らしい。 兄弟って同じ食事をして過ごすから、味覚も似るんだろうな〜。 ワシも姉もシイタケや内臓肉が嫌いな姉弟なのであった...。(挑戦は、しません!)
2005年02月17日(木) 「オー、マイ!、忙しいときほど...」 日常 ノートPCにCDの音楽を入れて「たけしジュークボックス」を制作中なのだ。 ステレオで一枚一枚かけなくても、ノートPCで連続再生が可能になる。 えっ?、お前はヒマなのかって??! オー!ノー!、ヒマじゃないときほどしてしまう余計なコト〜...。 来週が都立受験、明日朝はテニス、そんなテンション高いときほど他のことをしてしまう...。 ああ、もう夜中の4時半...。 明日朝、身体動くかな〜...。
2005年02月18日(金) 「正か悪の二者択一」 社会 今の世の中、何が正なのか何が悪なのか分からなくなってくるときがある。 金銭的に困っている国に対して、兵器を捨てれば援助すると言うことは正なのか悪なのか。 世界を守るために、他国のシステムやイデオロギーを変えようとすることは正なのか悪なのか。 企業経営で利益を得ようと、お金にものを言わせて株を買い集めることは悪なのか正なのか。 自国の利益にならない他国の会社が、経営に参画することを拒絶するのは悪なのか正なのか。 相撲はどうだろう、日本人以外の力士が横綱や大関ばかりになったらどうだろう。 プロ野球はどうだろう、海外資本の野球チームが認められて優勝したらどうだろう。 全てが悪と言いきれるだろうか、全てが正と言いきれるだろうか。 全てのモノに良い面と悪い面は存在する。 正なのか悪なのか、二者択一を迫ろうとする考えを持ってしまえば世界は狭くなってしまう。 社会で共に生きることは、正と悪の両面が全てにあることを認めることではないだろうか。
2005年02月19日(土) 「あと4日」 WILLING 都立入試まであと4日、今日も朝から入試&学年末勉強会なのである。 高校への合格が決まった子たちは余裕〜って感じです。 でも一緒に勉強したり、マジメに時間を過ごしてあげるのが友情ってもんだよね〜。 やはり受験が近づくにつれてハッキリと二分化されてきた。 受験組の勉強する姿は。ちょっと神経質になったり、あせったりしながらもホントまじめそのもの。 こういった真剣な時間を過ごす一般受験組は、高校入っても踏ん張りが効く。 やれるだけのことはやったという気持ちを持つことも大切だと思うのだ。 明日も朝から入試勉強会、最後の一踏ん張り、がんばろうね!!
2005年02月20日(日) 「サイフォンで入れるコーヒー」 日常 久々にサイフォンでコーヒーを入れようと思いついた。 豆も手挽きにしてゆっくりコーヒーを入れる優しい時間を楽しもう。 そこでサイフォンを食器棚で探すと、「ない!、なぜにない?!」 下のガラス器はあるのに上のガラス器がない、アヤシイ!、ダレカガワッタンダ! 犯人は手を挙げよと言っても、だれも手を挙げない、なぜなんだ〜! 以前は4人分の豆を手挽きで挽いていて、豆だけでも20分近く必要だった。 さらにアルコールランプでお湯を沸かし、のんびりサイフォンでコーヒーを入れる。 30分以上の優雅な時間が自分たちに舞い降り、会話を楽しみながら時間を過ごしていた。 最近では豆を機械で1分、コーヒーメーカーに移し替えればあとは自動。 その間に他の用事や雑用で、ただコーヒーを飲むというだけになっていた気がする。 もう一度買い直そうかな、それは自分の時間を取り戻すための作業かもしれないけれど。
2005年02月21日(月) 「インフルエンザの思い出」 日常 今年は平穏かと思われていたインフルエンザだったが、周りに急増し始めた。 なんとか3月まで乗り切らねば..、受験は終わってもまだ学年末試験が控えている...。 ワシが高2のときのことだ。 「インフルエンザで休みます」と高校に連絡を入れると、担任A立センセエが「ウソつけ」と言葉を吐いた。 たしかに高1の留学事件を発端に、担任との関係は悪化していた。(高2でも同じ担任だった) さらに遅刻がちで反体制的だったワシに対して、彼が良く思っていなかったのも事実だろう。 しかし「ウソつけ」発言に、ワシはぶち切れてしまった! 38度以上の高熱にもかかわらず、すぐさま病院に行き診断書を書いてもらう。 診断書を受け取るやいなや自転車で高校まで向かい、担任A立の机に叩きつける。 「これがインフルエンザの証明じゃいっ!」 今となっては「やるじゃんワシ」的な楽しいインフルエンザの思い出でもある。
2005年02月22日(火) 「闘いの思い出」 日常 小学校6年生の時、とてもヒイキをするセンセイが担任だった。 勉強ができて素直でPTAの会合に保護者がよく参加する子どもは、とても可愛がられた。 東大への進学率が高い中高一貫校 I 中への進学希望者4人はとくに優遇された。 実を言うと当初ワシもその中の一人だったが、自分の中でナニかが壊れていった。 補習授業が特別に実施されていたのだが、I 中希望者以外は排除されていた。 勉強が苦手でやり直したがっている友だちは、補習には参加させてもらえなかった。 通常授業の中でも指示されたり解答を求められるのは I 中希望者のみ。 我慢できなくなったワシは補習授業ボイコット、テスト白紙提出、強硬手段に出た。 どんなに勉強をがんばっても I 中希望者にしか通知票で5をつけないシステムに気づいたのだ。 クラスの中でも不満が渦巻いていて、とうとうみんなの我慢が限界に来ていた。 教頭先生の授業中に、直訴するカタチでみんなが教頭先生に気持ちをぶつけた。 それから何度、担任からビンタされたり、集中的に攻撃されたことだろう。 中学へ渡る内申書には、担任からボロボロに書かれていた。 今考えれば内申書なんてクソ食らえ、I 中への受験もとりやめて良かったと思っている。 けれど当時は、自分がいい子でいれない孤独感とガッコウ体制への虚しさでいっぱいだった。 だからこそNOをハッキリ言いたい、けれどそのNOは毎回言っていたのでは効果がない。 譲歩できるものと譲歩してはならないものの区別を自分で考えることが必要なのだ。 社会の中で譲れないモノには、ハッキリNOと意思表示することが大切だと知った事件でもある。
2005年02月23日(水) 「ノータッチエース、やはりプロ転向か?!」 日常 なぜだか自分でも不思議だが、月曜から3日連続でテニスをした。 背筋が痛い、身体全体がどんより重い、体重も重い...(いつものこだとだが)。 フォアハンドの調子がイマイチで、緩急の使い分けバランスが崩れている。 コーチたちと打ち合うときはハードにガンガン打つのだが、一般の人とはソフトに打つ。 このギャップが自分の中で崩れてしまって、とくに緩いフォアが絶不調だったのだ。 今日のバックハンドはフツウ、ボレーは微妙、しかしサーブはなんとなく調子が良かった。 コーチも入ったゲームの中では、コーチにだけは本気でサーブを打つことにしている。 今日のゲームでは、3本のファーストサーブ中、2本がノータッチエースだ。 バックサイドのセンターラインに向けてオンザライン、ビシッと決まった。 平静を装っていたが心の中ではニンマリとガッツポーズ、時速200キロのタケシワールドだ。 やはり今年はプロに転向するしかないのか、タケシ!?
2005年02月24日(木) 「受験終える」 WILLING 都立受験が昨日で終わった、あとは3月1日の発表を待つのみである。 数学の証明問題が気になっていたので、この1週間は証明を重点的に何題も説明した。 するとなんと、都立数学に証明問題が2題も出題されていた、カモーーン!! 昔からヨミがよく当たる子だったんです、やればできる子だったんですぅ〜。(^-^v さらには2日前にやった漢字がそのまま出たり、直前にやったことがかなり出ている。 うれしかったり、悔しかったり、いろいろな思いが交錯している受験組たち。 さらには明日から学年末試験、もう一踏ん張りがんばりましょ〜!
2005年02月25日(金) 「遅刻ナシだとハプニングが起こる」 日常 昨夜から降り続いた雪はすっかり止み、道路の雪も溶けていた。 朝9時10分、最近遅刻がちだったので、張りきって朝のテニスに出かけたさ〜。 駐車場に車を入れると、なんだか様子がおかしい、他に車がないのだ。 受付へ足を進めると、「今日は雪でコート使えないんです〜」 室内コート(といっても屋根があるだけだが)に横から雪が入ってしまい、使えないらしい。 そりゃねーべよ、今日は遅刻じゃなかったんだぜ、時間通りに着いたのに〜!
2005年02月26日(土) 「妻は銀座でランチ」 日常 学年末試験に向けて今日も朝から授業。 今日はロングな授業が多いので、疲れそうだ。 えっ、M保さんお出かけ?、「銀座シャネルででランチ」、そりゃ優雅ですね〜。 「いつもの」女軍団?!、はいはい...。(このメンバーには関与しないのがワシの幸せ) 高そうだね...。(このメンバーの飲み会の値段にも関与しないのがワシの幸せだが...) はっ??、「ランチコースが11000円、ワインとか入れたら2万ぐらい」?! 「だって野菜だけのコースでも6000円するんだもん」?、あ、そ、そ、そうなの...?! うーん、価値観の違いか...、ていうかそれだけの問題なの?...。(^-^;
銀座ランチが気になってネットで調べると、シャネルビルのフレンチレストランらしい。 高級な店=いい店とは限らないが、はたして彼女たちの感想はどうだったのかな〜? (2次会〜3次会と続いたであろう会合...一体いくら使ったのかなんて怖くて聞けません...)
2005年02月27日(日) 「国際連合と社会平和を考える自分」 WILLING 朝9時、国際連合の役割について説明をする。 第二次大戦前の日本国際連盟脱退の理由、全会一致制を取った視点。 国際社会から孤立することの怖さ、現在の世界に似たような国があるとしたらどうするだろう。 勝戦国の集まりとしてできた国際連合の意味、多くの国の意見が混在する現在社会の視点。 60年前にできた常任理事国が現在も変わらない怖さ、どうしてまだ存在するのだろう。 しかし自分が語る説明も、新聞もテレビ報道も、鵜呑みにしないで疑って聞いて欲しい。 既成の事実を当たり前のように受け止めてはいけない。 何が真実で何が虚構の世界か、それは資料を調べ、頭で考え、自分で確かめるしかない。 自分の意見を持ち、仲間と語り、自分の中でバランスを作ることが大切なのだ。 自分の中で社会のテーマを持ち続けることが、平和を考える勉強なのだと思う。
2005年02月28日(月) 「西向く父ちゃん」 コラム 今年はオリンピックがないから、2月は28日で終わり。 小の月を「西向く侍=ニシムクサムライ(2・4・6・9・11)」なんて、昔覚えたなあ。 なんで11がサムライやねん...と思った子ども時代。 11を漢数字で書くと、「十 一」、これを縦に書くと武士の「士」になる。 この2・4・6・9・11の決め方ってのもかなりアバウト、古代ローマ暦は3月から始まっていた。 古代ローマでは農閑期には暦がなく、それを付け足して初めに持ってきたのが1月と2月らしい。 北半球で始まった暦の発想、農閑期の寒い時期が1月と2月なんだろうな〜。 元の10ヶ月は交互に30・31日となっていたけれど、当時の皇帝のワガママでズレてしまった。 7月生まれシーザーに負けたくなかった8月生アウグスツスが8月も31日にしてしまったらしい。 そう考えると、かなりテキトーな分け方だったんだなあ、ニシムクサムライ。 もしかしたら「ニシムクトオ(2・4・6・9・10)チャン=西向く父ちゃん」もありえてたのかも。 「西向いちゃうお父さん」って、かなり哀愁漂うな〜。 |